2009年10月13日

コイヘルペス5年、琵琶湖に高濃度存在 京の研究所教授ら「大発生恐れも」

 2003年から翌年にかけて琵琶湖と瀬田川でコイヘルペスの大発生を引き起こしたコイヘルペスウイルスが、発生から5年がたった現在、琵琶湖に高濃度で存在していることが総合地球環境学研究所(京都市左京区)の川端善一郎教授(微生物生態学)と源利文上席研究員らの調査で分かった。琵琶湖でのコイヘルペスの発生は沈静化しているが「また、大発生する恐れもある」と警戒を呼び掛けている。

 11月1日に米微生物学会が発行する学会誌に発表する。
 川端教授らは07年6月から08年12月にかけて9回、琵琶湖全域の沿岸部22カ所で湖水を採取し、ウイルスの数を調べた。その結果、全域から多数のウイルスが検出された。最大で1リットル当たり約100万個で、07年に京都府北部の由良川で大発生した際に採取した水と同程度だった。
 検出したウイルスは冬よりも夏、南湖より北湖に多かった。また水に含まれるバクテリアや植物プランクトンの数、濁りの度合いと比例する関係があったという。
 琵琶湖周辺では、03年から翌年にかけ、コイヘルペスで10万匹以上が死んだとみられるが、05年以降は散発的な発生にとどまっている。ウイルスが高濃度なのに、大発生していない理由として、源上席研究員は「コイに耐性ができたり、ウイルスが弱毒化したことなどが考えられるが、原因は不明。ウイルスの病原性についても詳しく調べたい」としている。

+Yahoo!ニュース-滋賀-京都新聞

Posted by jun at 2009年10月13日 14:06 in KHV関連

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