2004年12月08日

ブラックバス類の環境調査、メダカや昆虫の被害深刻

 釣りで人気の高いオオクチバスを、在来の魚や昆虫に被害を与えるとして規制対象に指定するかどうかを巡り、釣り愛好家らと自然保護団体、研究者の間で議論が続いているが、日本魚類学会は7日、オオクチバスなどのブラックバス類が、少なくとも43都道府県の761のため池や湖沼に侵入し、メダカやタナゴなどに被害を及ぼしているとのアンケート調査の結果を明らかにした。

 同学会が先月、全国の魚類、水生昆虫の研究者に、オオクチバスとコクチバス、ブルーギルによる在来生物への影響を聞いた。

 オオクチバスだけが生息しているため池などは303か所で、このうち86か所では、水質悪化などの環境変化がないのに、オオクチバスの侵入でメダカなどの魚やゲンゴロウなどの昆虫が絶滅したり、著しく減少したりしていた。

 神奈川県立生命の星・地球博物館の瀬能宏主任研究員は「オオクチバスが『希少生物の保存庫』とも言えるため池に、大きな被害を及ぼしている実態が改めて浮き彫りになった」と対策の必要性を訴えている。

 自然保護団体などは、オオクチバスを特定外来生物被害防止法の規制対象に指定し、移動や放流などを禁止するよう求めているが、愛好家や釣り具メーカーでつくる日本釣振興会などは、全国規模の科学的な被害調査がないことなどを理由に指定に反対している。コクチバス、ブルーギルは指定の見込みとなっている。(読売新聞)

+Yahoo!ニュース-社会-読売新聞

Posted by jun at 2004年12月08日 20:17 in ブラックバス問題

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