ブラックバスの一種オオクチバスが生息する水域では、他の環境悪化要因がなくても在来種が減るなど、生態系への被害が多く起きていることが7日、日本魚類学会の外来魚問題検討部会(部会長・丸山隆東京海洋大助手)が実施した専門家への緊急アンケートで分かった。
在来種の魚や水生昆虫がブラックバスに捕食される被害については各地で研究があるが、釣り業界には「在来種減少は護岸工事や水質悪化といった環境破壊が原因」との主張も根強い。
学会側は「ブラックバスだけの影響を抜き出してみたが、予想通り生態系への被害の大きさが確認できた」としている。(共同通信)