2004年11月30日

外来魚の生息地に広がり、在来種の生態系変化も−−県が調査継続へ/徳島

 県内の水田周辺の農業用水路やため池などで、ブラックバス(オオクチバス)の生息地点が昨年から倍増していることが県の調査で分かった。ブルーギルなど、他の外来種も多数確認された。外来種の増加は将来的に、在来種の減少など生態系の変化につながる可能性もあり、県は今後も現状把握に努める。【植松晃一】

 調査は農村部が持つ多面的機能の一つである生態系を知り、保存に生かす目的で01年から続けている。魚類やカエルの生息状況を調べており、今年は6〜8月、徳島市内など県内7地区で、徳島大学院生らの協力を得て実施した。
 その結果、環境省レッドデータブックの絶滅危惧(きぐ)1B類に分類されているイチモンジタナゴ(コイ科)が、この調査では初めて吉野川地区で確認された。また、同2類のスナヤツメ(ヤツメウナギ科)も海部川沿岸地区で3年連続で生息を確認した。
 一方、他の魚を大量に食べ、生態系を破壊するとされる北米原産のブラックバスは、以西(いさい)用水(徳島市)など3地区6地点で確認された。うち4地点が用水路、残る2地点がため池で、3地区3地点で見つかった昨年と比べて倍増した。流入ルートは不明だが、体長はいずれも15センチまでで、成魚(体長30〜50センチ)ではなかった。
 調査に当たった県農山村整備課の担当者は「ブラックバスが見つかった3地区は、従来から生息が確認されていたが、徐々に広がっている印象も受ける。何年か後に、他の魚への影響が現われる可能性もある」と指摘している。11月30日朝刊 (毎日新聞)
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Posted by jun at 2004年11月30日 21:04 in ブラックバス問題

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