2004年11月25日

ワーム、溶ける素材へ バス釣り用擬似餌 琵琶湖で大量放置

 琵琶湖などでバス釣り用疑似餌の一つ、ワーム(虫)が大量に放置されている問題で、全国の釣り具製造、流通業者でつくる日本釣用品工業会(東京都中央区)は23日までに、ワームの素材を、自然界で溶けない塩化ビニールから、分解する食物繊維やでんぷんなどの素材に切り替える方針を決めた。ただ、現在主流の非分解性と比べ性能が劣る上、価格が倍以上のため、釣り人が日常的に使用するには課題が残っている。

■業界が転換方針、価格など課題
 ワームは、ミミズなどを模した柔らかい素材の疑似餌。滋賀県は琵琶湖で釣り人が1年間になくすと試算した疑似餌約133万個(約10トン)のうち、過半数がワームとみている。湖底に散乱するほか、定置網や水草に大量に引っかかり、漁師がワームについた針でけがをすることもある。
 同工業会は10月、溶ける素材のワームへ全面的に切り替えを目指す方針を確認した。来年4月から、メーカーに売上額に占める分解性ワームの比率を順次高めるよう義務づけるとともに、日本で使用するワームの9割が米国産という中、今後、小売業者にも非分解性ワームの販売自粛を求める計画だ。
 課題はいかに価格を抑え、性能を高めるかにある。例えば、米国産の分解性ワームは1本72円で、同じ形や色の非分解性の2.8倍。大津市大将軍にある釣具店の岡島学店長(37)は「今、販売されている分解性ワームでは、非分解性のものに比べて、あまり魚が釣れず、売り上げは全体の2割にとどまる。釣り人はまず釣れるワームを選び、次に値段を重視する」と話す。
 滋賀県琵琶湖レジャー利用適正化審議会の委員を務める同工業会の加藤誠司理事(44)=大津市=は「性能の向上が急務であり、素材にも認定基準を設けて信頼性を高めたい」と話している。
(京都新聞)

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Posted by DODGE at 2004年11月25日 11:34 in 釣り関連業界, ブラックバス問題, 自然環境関連

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