2004年09月15日

2005年米メジャートレイル・プレビュー(後編)

 昨日に引き続き、アメリカ2大団体来季ツアーのスケジュールと開催地を考察してみたい(本日分は2005年4〜6月分)。

・ 4月13-16日 FLWツアー第4戦アーカンソー州ビーバー・レイク大会
FLWツアーがもっとも力を込めて開催する大会のひとつ、FLWツアー第4戦。またの名を「ウォールマート・オープン」と呼ぶ。FLWツアーの冠スポンサーであるウォールマートのお膝元、アーカンソー州ロジャースで開催されることで有名だ。優勝賞金は20万ドルで、通常大会の2倍に相当する。

・ 4月20-23日 BASS CITGO Elite 50第1戦アラバマ州スミス・レイク大会
2003年シリーズ第2戦で使用されたレイクで、アーリースプリングを想定した大会であったが、なんと積雪に見舞われるという惨事的な一戦だった。BASSでは昨年の大会にいたるまで10数年間開催地として使用しておらず、情報が激薄だったのも記憶に新しい。このレイクのもうひとつの難所は、リミットサイズが16inであるという部分。今年はスポーニング期にあたるため、スモールフィッシュに悩まされることはないというが……。

・5月11〜14日 FLWツアー第5戦アラバマ州レイク・ウィーラー大会
数あるアラバマ州のレイクの中でももっとも大会が開催された回数の多いフィールドのひとつ、レイク・ウィーラー。日本からアメリカへと活動拠点を移した小島宏さんもこのフィールドの近郊に住んできる。南部地域を代表するマッディーレイクで、最後にFLWで使用したのは2003年シリーズ最終戦。優勝したアーロン・マーテンスはアラバマ州のフィッシング・ライセンスを不携帯だったために起訴された(後に裁判所で不所持であったと裁かれ、パブリックサービスをするハメとなった)。

・ 5月18-21日 BASS CITGO Elite 50第2戦アーカンソー州レイク・ダーダネイル大会
2003年シーズンE50第1戦で使用されたレイクで、ハンディー・ハウエルが自身初優勝を成し遂げた場所。またウエイインの時間を意図的に遅くしたE50では、クラシックを除くBASS史上最大の群衆(約7700人)の前でウエイインと表彰式を行なった。今年も多くの観衆が集結することが予測されている注目の大会。

・ 6月1-4日 BASS CITGO Elite 50第3戦テキサス州ルイスビル・レイク大会 
テキサス州最大の都市、ダラスからほど近いルイスビル・レイクは、BASSでは初の大会開催となる。人口比率の高いダラス近郊で開催されるためウエイイン時には多くの観衆に包まれることが予測されるが、メモリアルデー(戦没将兵記念日)に重なっているのもあり、当日は湖上でもプレジャーボートのトラフィックが起きると言われている。ハイプレッシャーな闘いになりそうだ。

・6月15-18日 BASS CITGO Elite 50第4戦ウィスコンシン州レイク・ウィスワッタ大会
 このフィールドもBASSでは初の大会開催地となる。基本的にウィスコンシン州のレイクは小さく、浅く、そしてウイードがよく茂っていることが多く、このレイクも例外ではない(面積は、ルイスビル・レイクの1/6程度)。通常6月中旬といえばサマーパターンの真っ盛りだが、アメリカ北部にある同レイクでは5月後半からスポーニングがはじまる。

・ 6月22-25日 FLWツアー第6戦メリーランド州ポトマック・リバー大会
BASSでは過去に何度も開催地として起用したポトマック・リバーだが、なんとFLWツアーでは今回が初の開催となる。汽水域の下流部、大小のクリークが点在する中流部、上流部はワシントンD.C.に跨っている。バスの密度の濃いエリアとそうでないエリアの差が激しく、ノーフィッシュで帰着するアングラーも多い。FLWツアー最終戦にして最大の難所といえる。

 備考:
 BASS CITGOバスマスターツアーとElite50の試合数を足すと全10試合になるが、ツアー第6戦のテーブルロック大会とE50第4戦のウィスワッタ大会を除く、8大会はすべて南部エリアのフィールドで開催される。FLWツアーにおいても、最終戦のポトマック・リバーは南部とは言いがたいが、ほぼ全戦が南部エリアで開催されると考えていい。そのため、BASSとFLWの両団体に同時参戦する選手にとっては移動の面で多少助けられそうだ……。しかし、E50に出場する選手は、最終戦のウィスワッタ大会が終わった直後に移動をはじめても、3日間でFLWツアー最終戦が開催されるポトマック・リバー大会に間に合うのかが懸念される。大会に間に合ったとしても、直前ブラを行なうのは難しい。アングラーの中にはボートを2艇所持し、飛行機で移動する選手もいるので、いらぬ心配かもしれないが……。両団体の大会開催日程で重なっていなくても、移動距離や移動時間を考えると、まだまだアングラーには辛いスケジューリングであると言わざるとえない。

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Posted by DODGE at 2004年09月15日 10:42 in 海外トーナメント:FLW, 海外トーナメント:BASS, 海外フィッシング事情

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