2004年09月14日

2005年米メジャートレイル・プレビュー

 BASS CITGOバスマスターツアーの来季スケジュールが先日発表されたので、ここではFLWツアーも加えた2005年1〜6月までの両ツアースケジュールと開催地(湖)を考察してみたい。

 まずはじめに、来季スケジュールを先行発表したのはFLWだった。彼らがFLW Outdoors.com内で発表したのは7月。BASSがCITGOバスマスターツアーのスケジュールを発表したのが9月。この2ヶ月という空白の時間がスケジュール調整の難しさを物語っている。なぜなら、スケジュールを先に発表してしまえば、あとから発表する側は先に発表した団体の日程を避けて調整しなければならない。BASSとFLWではここ数年間ツアースケジュールが重なり合い、またクラシック(チャンピオンシップ)の日程が重なったりと、大きなコンフリクトへと発展している。それによって選手の中にはどちらかの団体(大会)を選んで出場するという最悪のケースにまで発展したのだから、アングラーはなんとか日程調整を上手くしてもらいと願うばかりであった。
 FLWは、BASSより2ヶ月早い時期に来季スケジュールを発表。2ヶ月前といえば、BASSはバスマスター・クラシックを終えていない段階である。BASSとしては、クラシックをシーズンエンドのビッグイベントと考えているため、次季スケジュールの発表はそんなビッグマッチを終えてからにしたい。事実クラシックが終了する以前に次季スケジュールを発表したことはない。それを知っていたのかどうなのか、FLWはBASSがクラシックを終える前に来季スケジュールを決定し、発表した。
 相手がスケジュールを発表しない(できない)のをわかっていたのなら、これはあきらかにフライング行為である。こういう上手い駆け引きで、団体経営をあくまでもビジネスとしてやり通すのがFLWのいいところでもある。
 2ヶ月遅れでツアースケジュールを発表したBASSは、FLWツアーの日程とひとつも重なり合わせることなく日程を調整した。

 さて、ここでは両ツアーの日程とフィールド解説をしておこう。
(今回は1〜3月の大会分。4〜6月分は明日アップ予定)。

・1月19-22日FLWツアー第1戦フロリダ州レイク・オキチョビー大会
 毎年のことながら、FLWツアーオープナーはレイク・オキチョビーとほぼ決定している。過去に1度だけ、1998年の第1戦でフロリダ州レイク・トホが使用されているが、この年以外の第1戦はすべてオキチョビーでFLWツアーが開幕する。ちなみに、エバースタート・サウスイースタン第1戦の開幕戦もレイク・オキチョビーと確定している感じだ。

・1月27-30 BASS CITGOバスマスターツアー第1戦レイク・トホ
バスマスターツアーが最後にレイク・トホで大会を開催したのは2001年の12月。約3年ぶりにツアーがトホに帰ってくる。トホといえば、ディーン・ロハスが2000-2001年シーズン第3戦(当時はTOP150)で樹立した108Lb12ozというBASS4デイトーナメント最大ウエイト記録である。この他にも多くのビッグウエイト伝説を作り出しており、アメリカを代表ビッグフィッシュ・レイクのひとつである。1月下旬のフロリダ州中部はちょうどスポーニングに嵌っていることから、ビッグウエイトが期待できる。

・ 2月3-6日BASS CITGOバスマスターツアー第2戦ハリスチェーン・オブ・レイクス
ハリスといえば、ここ2年間ツアーオープナーとして起用されたフィールドで、大小のレイクをキャナルで繋いだ形状をしている。一昨年のハリス大会はさんざんの結果に終わり多くの選手に悪印象を与えたが、昨年はよく釣れた大会として優勝者マーティー・ストーンも「グッドレイク」と語っていた。来季はどんな展開になるのか非常に楽しみである。

・ 2月9-12日FLWツアー第2戦フロリダ州レイク・トホ
バスマスターツアーから遅れること2週間、FLWツアーがトホで第2戦を迎える。スポーニングのベストシーズンを越えたように見えるが、トホは南北に5つのレイクが繋がるチェーンレイクである。まだまだネストを抱かえたバスがいても、まったくおなしくない。よくあることだが、仮に1月下旬にコールドフロントがフロリダ半島を直撃した場合、気圧が急激に下がったり、天候が崩れたりして、FLWツアー第2戦がスポーニングのまっ最中になる可能性がある。ビッグウエイトが約束された一戦だ。

・ 2月24-27日BASS CITGOバスマスターツアー第3戦アラバマ州レイク・ガンターズビル
ここもビッグバス・ファクトリーとして有名なレイクで、2004年シーズン第3戦ではジョージ・コクランが99Lb10ozというビッグウエイトを成し遂げた。ちなみにこのときの優勝ルアーをコクランはストライク・キング社のミノーと語ったが、実際に使用していたのはラッキークラフト社のポインターだったというウワサがある……。

・ 3月3-6日CITGOバスマスターツアー第4戦J. ストロム・サーモンド・リザーバー
 連戦のバスマスターツアーの中でもっとも異色なフィールドといえば、J. ストロム・サーモンド・リザーバーに他ならない。調査によると、昨年のスミス・レイクと同様にインターネットからはあまり情報が得られない状況だ。通称「クラーク・ヒルズ」と呼ばれるフィールドで、1974 年に開催されたAll American大会以来、BASSでは使用されていない。ちなみに、1973年の第3回バスマスター・クラシックの開催地でもあった。どんな展開になるのか、まったく想像がつかない大会になりそうだ。

・ 3月9-12日FLWツアー第3戦ルイジアナ州ワチータ・リバー
2年前のFLWツアーでレイク・ワチータが開催地として起用され、それ以後よく耳にするようになった名称(地名)「ワチータ」。数年前にLMBVによる大規模な打撃を受け多くのバスが死に絶えた。そのレイクに通じるワチータ・リバーは、2004年度BASSセントラルオープンで1度使用されているフィールドだが、ビッグウエイトは期待できない難しいレイクである。

・ 3月17-20日CITGOバスマスターツアー第5戦ノースキャロライナ州レイク・ノーマン
また久しく耳にしないレイクが登場。調査によると、BASSの大会が最後に開催されたのは1994年のバスマスターTOP100第3戦。優勝したのはフロリダ州出身の重鎮、ピーター・スリベロスだが、その優勝ウエイトがなんと23Lb4ozという驚異のローウエイトだったのだ。競技を観戦する上では面白くなりそうだ。

・ 3月31日-4月3CITGOバスマスターツアー第6戦ミズーリ州テーブルロック・レイク
来季開催されるバスマスターツアーの中でもっとも標高の高い場所にあるハイランドのロッキーレイク(リザーバー)。レイク・ガンターズビルも同様に、日本のリザーバーの形状によく似ているため、今までにも日本人アングラーの活躍が目立ったフィールドのひとつである。2004年シーズンは第4戦(3月初旬)で開催されたが、まだ水温が低く難しい大会だった。来シーズンは約1ヶ月遅く開催されるが果たしてその結果や如何に。

4〜6月分は明日アップ予定

+Bassmaster.com
+flwoutdoors.com

Posted by DODGE at 2004年09月14日 09:54 in 海外トーナメント:FLW, 海外トーナメント:BASS, 海外フィッシング事情

mark-aa.jpg