2004年08月31日

BASS Busch Shootoutとは!?

 9月18日に開催が予定されているBASS主催のナゾのイベント、Busch Shootoutワンデー・トーナメント。昨年の10月22日に突然発表され、今季からスタートする新トーナメントである。Busch Beerといえば、2003年シーズン、「Buschのロゴ入りパッチを着用しないとAOYレースに参加できない」という驚愕のルールを設定したBASSを支える冠スポンサーのひとつである。その彼らが今度は何を試みようとしているのか。

 「Buschパッチ問題」に関しては当サイトで2002年末から2003年初頭にかけてレポートしてきたのでここでは省略するが、要するにパッチ問題で多数のバスマスターツアー参戦アングラーから批判の声が挙がったため、今シーズンBuschはパッチルールを持ち込まなかった。それに代わって導入されたのが、9月18日に開催されるBusch Shootout(以下:Shootout)と呼ばれるトーナメントである。 
 Shootoutはワンデー・トーナメントで、今季ツアー(Elite 50も含む)からワンデーのトップウエイト保持者10名と2004年バスマスター・クラシック、2004年フェデレーション・チャンピオンシップ、そして2004年オープン・チャンピオンシップからワンデーの最大ウエイト保持者がクオリファイされる。つまり、13名のみによって競技される大会ということだ。
 またこのコンペティションにクオリファイされるためには、最低条件としてBuschのロゴ入りパッチを着用してツアーおよびE50に出場していなければならない。着用して参戦しなかったアングラーは、トップウエイトを勝ち取っていても、Shootoutにクオリファイされない。
 
 上記で「Shootoutとはワンデー・トーナメント」と記載したが、厳密にはShootoutは3つのプログラムから成立している。ワンデー大会はその内の1つなのだ。他には、バスマスターツアーとE50の各大会開催日のトップウエイト保持者に1000ドルが贈られる「Busch Heavyweight Champ」がある。単純計算をすると、ツアー6試合 x 4日間 + E50 4試合 x 4日間 = 40日間。ゆえに、40000ドルがBusch Heavyweight Champの賞金として用意されていたことになる。そしてもう1つは、ディーン・ロハスが2001年1月のフロリダ州レイク・トホ大会で樹立した歴代1位のワンデーウエイト(45Lb2oz)を超えたアングラーに$100万ドルが贈られるというものだ。
 
 9月18日に開催されるShootoutワンデー大会の話に戻すが、開催日は決定しているが、開催地(湖)は発表されていない。アングラーはとりあえず集合場所に集まり、そこかれBASS (ESPN)が用意するクルマや飛行機を利用して知らされていないナゾのレイクに連れて行かれ、そこでぶっつけ本番の試合を行なう。ナゾのレイクで試合をするのだから、ボートはもちろん主催者が用意したものを使用する。知らされていないナゾのレイクをBASSでは「ミステリーレイク」と記載しているが、まさにそのとおり。 ところが、BASSはこの形式で以前大会を開催している。そう、1976年に開催された第1回バスマスター・クラシックがそれだ。開催湖はネバダ州レイク・ミードであったが、選手はそれを知らされないまま飛行機で移動し試合に臨んだのだった。その「封印されたミステリアスな形式が21世紀に復活する」というのが、このShootoutワンデー・トーナメントの面白い部分である。
 
では出場メンバーを確認しておこう。
今季ワンデーの最大ウエイト順:
1位:ケリー・ジョーダン (32Lb2oz)サンティークーパー大会
2位:マーク・ロジャース(31Lb3oz)レイク・ユーファウラ大会
3位:ジョージ・コクラン(29Lb15oz)レイク・ガンタースビル大会
4位:ステイシー・キング(28Lb2oz)レイク・ガンタースビル大会
5位:デイビッド・ワートン(26Lb7oz)ハリス・チェーン大会
6位:ケビン・バンダム(26Lb3oz)レイク・ガンタースビル大会
7位:ジェイソン・クイン(24Lb14oz)ハリス・チェーン大会
8位:ビンク・デサーロ(24lb5oz)レイク・ユーファウラ大会
9位:デニー・ブラウアー(23Lb12oz)レイク・ユーファウラ大会
10位:ベン・マツブ(23Lb10oz)レイク・ユーファウラ大会

オープン・チャンピオンシップ枠
ジョン・マーレイ(21Lb)

フェデレーション・チャンピオンシップ枠
タッド・テイクス(14Lb12oz)

バスマスター・クラシック枠
大森貴洋(16Lb2oz)

 ちなみにbasswaveの調査によると、今シーズンワンデーのトップウエイトは、サンティークーパー大会の3日めにマーク・カイルがウエイインした32Lb8ozだが、カイルはこのShootoutワンデー大会に出場しない。なぜなら、彼はこのプログラムに登録していなかったからだ。理由は彼が幼いころ、飲酒運転事故に巻き込まれて亡くなった姉を想ってのことだとか。そのため、アルコール会社のパッチを着用して(動く広告として)トレイルに出場したくないと捉えたからだった。
  また、このShootoutの優勝賞金は10万ドルである。12人と闘って10万ドルの優勝賞金が出るのだから、確率は悪くない。
 
  この試合の見所は2つ。誰が優勝するのかと、どこのフィールドで開催されるのかである。
  たった13名ではあるが、実に充実した選手層が集結した。ケリー・ジョーダンは今季ツアー第6戦(サンティークーパー大会)を制しているが、彼はチーム・ラッキークラフトUSAのメンバーでもある。もし彼がShootoutを奪取すると、ラッキークラフトUSAはバスマスター・クラシック(大森貴洋さん)、AOY(ジェラルド・スインドル)に続きワンシーズンで3タイトルを獲得することになる。
  ケビン・バンダムはE50の初代AOYに輝いているし、Shootoutを制覇すればグランドスラムを達成する。生涯獲得賞金額1位のデニー・ブラウワーも見逃せないし、今季ツアー初参戦を果たしたルーキーのビンク・デサーロにも注目したい。
  そして忘れてならないのは、大森貴洋さんの2冠達成である。
 
  ミステリー・レイクに関しては、どこで開催されるのかまったく分からないということから、そのレイクが日本の茨城県霞ヶ浦である可能性も充分にありうる。秋の荒食いシーズンを迎えた5大湖かもしれないし、レイ・スコットが所有するプライベート・レイクの可能性もある。またメキシコのバカラックやエル・サルトのようにモンスターバスが日常的に釣れるフィールドだった場合、ワンデー・トーナメントの醍醐味も深まるというものだ。
  果たしてミステリー・レイクはどこに、栄冠は誰の手に!?

+BASS

Posted by DODGE at 2004年08月31日 16:46 in 海外トーナメント:BASS

mark-aa.jpg