2004年08月20日

絶滅危ぐ7種、滋賀のため池に生息 ホトケドジョウなど 県の調査で判明

 環境省のレッドデータブックで絶滅危ぐ種に指定されているホトケドジョウなど7種類の動物が滋賀県内のため池や周辺に生息することが、19日までの県の調査で分かった。ため池が貯水機能だけでなく、生き物にとって生活しやすい環境である一端が裏付けられた形だ。

 県農村整備課は3月16日から24日まで、生態系を保全する場として、ため池の価値を見直す目的で、大津市や日野町など30市町にある50カ所のため池を調査した。その結果、294種類の動物を確認した。
 このうち絶滅の危険度が2番目に高い「絶滅危ぐIB類」に環境省が指定するホトケドジョウは甲賀町などの4カ所で計15匹見つかった。このほか絶滅の危険度が3番目のオオタカやメダカ、4番目のミサゴ、5番目のニホンリス、ツキノワグマ、カスミサンショウウオも生息していた。
 県農村整備課は「ため池が単に水を貯めるだけにとどまらず、多様な生物をはぐぐむ場であることがわかった」としている。9日からは、同じため池で植物を対象に調査を続けている。
 京都大大学院アジア・アフリカ地域研究研究科の岩田明久助教授(魚類学)は「ホトケドジョウは小川や湿田にすむ魚なので、ため池の中で見つかったのは興味深い。水質の維持だけでなく、外来魚の侵入を防ぐ方策が必要だ」と話している。(京都新聞)

+Yahoo!-滋賀-京都新聞

Posted by jun at 2004年08月20日 15:54 in 自然環境関連

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