2004年07月26日

大藪厳太郎さん、今季2勝め/ W.B.S.第4戦

 

W.B.S.プロチーム・トーナメント2004第4戦が茨城県霞ヶ浦を舞台に7月25日に開催された。当日は先週の好天・ベタナギとは変わり、朝から風が吹いた一日となった。この風により苦戦を強いられたアングラーもいたようだが、実際には今季はじまってもっともウエイイン率のよい大会となった。6チームがリミットメイクを達成、6尾をウエイインしたチームも3組と予想以上のデッドヒートを繰り広げた。
 優勝はスーパー・スリーデイズを制覇した大藪厳太郎/木村 幸広組で、7フィッシュ6アライブで6680gをウエイイン。「今回は(プラの調子から)絶対に語ると思った。ノッてるときって勢いがあって自分でも恐いですね」と語った。2位には鳥澤徹/ 小林研一組、3位に掛井亮宏/ 赤羽修弥組、4位に浅井由孝/ 平本直仁組、5位に蛯原英夫/ 石井賢二組、6位に荻野貴生/ 藤野淳一組が入った。また1860gを釣り上げた平本直仁さんはビッグフィッシュ賞を獲得した。

  第4戦の注目ポイントは、やなり大藪厳太郎さんの圧倒的な強さにある。約1ヶ月前に開催されたスーパースリーデイズを初制覇し、もっともパターンにハマッた状態で今大会に臨んだといってもいいだろう。大藪さんのスゴいところはプラで得た情報を確実に本戦に活かすところだ。
 たとえば今回でいえば恋瀬川をメインにパターンを組んでいたが、この日、恋瀬川には多くの選手が入っている。ちょうど大藪さんが入ったときには、安藤毅/吉田和之チームが大藪さんのスポットを釣っていた。確かに釣るレンジは異なるものの、自分たちの真後ろで次から次へとグッドサイズのバスを抜くのだ。安藤さんたちにとっては気分がいいわけがない。ちなみに、この大会で安藤さんはノーフィッシュに終わった。
 どんなパターンを持っていようと、本戦のフィールド・コンディションにマッチさせられなければ、トーナメントで勝つことはできない。「プラでは釣れていたが、本戦ではダメだった」というほとんどの人が、急変した状況に対応できるだけの技術を持ち合わせていないのだ。だとすると、ここ数年間でもっとも上位入賞率のある大藪さんこそホンモノの強さを持つアングラーなのだろう。選ばれし神の子とは、彼を示す言葉なのだろう。

 またこの大会注目構図は、鳥澤徹/ 小林研一チームと蛯原英夫/ 石井賢二チームのデッドヒートでも見受けられた。彼らは共に美浦から大山にかけての浚渫や岩盤エリアをメインにしたらしいのだが、もっともいいスポットを両陣営がシェアする形で釣っていた。厳密にいえば、鳥澤さんがそのスポットを陣取り、蛯原さんが最終的にそのスポットに入れないまま試合が終了した。

 ともに浚渫や岩盤で形成された溝やシャローを攻略するストラテジーを取っている。このパターンのポイントとしては、なぜ湖西側の浚渫だったのか、という部分だろう。浚渫がビッグフィッシュの爆発力を失ってかなりの月日が経過している。それでもここをねらうには、何か理由がなくてはエリアを信用してパターンを組めない。両雄が語ったのは超シャロースポットを攻略すること。ボートの底が岩盤に擦るくらいのシャローを、鳥澤さんはクランクベイトというファストムービングルアーで、蛯原さんは3/16ozというライトなダウンショットリグで攻略した。お互いにねらっていたスポットは同じと語るが、使用ルアーをうかがうと、ねらっていたバスは異なることがわかる。
 
ではなぜ、このエリアのバスのストック量が多かったのかを聞くと、お互いに水に若干の流れがあり、水質がよかったと語っている。鳥澤さんのルアーチョイスから考えて、バスはフィーディングモードにあったと想像できるが、水のいいエリアにはベイトフィッシュも集まりやすいという、セオリー通りの展開だったといえる。

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Posted by DODGE at 2004年07月26日 13:28 in スナップショット, 国内トーナメント

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