2004年07月02日

ブラックバス容認撤回 釣りファン困惑/弥栄湖

 ▽「賢明な判断」評価も
 広島、山口両県境にある弥栄湖の外来魚ブラックバスをめぐり、一日から容認方針を決めていた芸防漁協(岩国市、福田豊実組合長)が一転、白紙撤回を表明したのを受け、釣りファンなどに戸惑いが広がった。一方で「賢明な判断だった」と評価する声も出た。

 四日、弥栄湖でブラックバス釣り大会を開く岩国市の自営業者(34)は一日、漁協側から釣り団体側と交わした念書の撤回について説明を受けた。「餌となるワカサギの卵を放流し、一人二百円の協力金を募る構想はそもそも漁協側からの申し入れ。仕事を休んで話し合いに出向いたのに…。念書は何だったのか」と不信感を募らせる。

 ブラックバス容認派の日本釣振興会(東京)も「画期的な試みだったのに…」と残念がった。

 五月に漁協と共同でワカサギの卵を放流した大竹市・山口県美和町出資の第三セクター「やさか」も、釣り客増で、弥栄湖で営業する貸しボート業も潤うと計算していただけに戸惑う。宮本誠管理部長は「冬場の集客にも有効だと思ったのだが…。別の集客方法を考えたい」と言葉少な。

 年約二千万円の国補助を受け、県内各地でブラックバスの密放流を監視する山口県内水面魚連の兼森恒夫会長は「容認は国の方針に反し、実施前に撤回できてよかった」と胸をなでおろす。

 一方で、資金難から容認を打ち出した芸防漁協の事情については「内水面漁協はどこも苦しい」と理解を示した。

+中国新聞-地域ニュース-「ブラックバス容認撤回 釣りファン困惑/弥栄湖」
+弥栄ダム管理所

Posted by jun at 2004年07月02日 23:55 in ブラックバス問題

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