2004年06月03日

琵琶湖全域でコイ放流禁止など/最新KHV情報

全国各地で問題となっているコイヘルペスウィルス(KHV)問題。琵琶湖ではようやく全域での放流禁止が決定、ほかにも全国各地で斃死が確認されている。最新のKHV関連ニュースをまとめた。

山形県でコイ100匹死ぬ コイヘルペスで陽性反応

 山形県南陽市のコイ食品加工業者がいけすで飼っていたコイ約100匹(計約200キロ)が死に、山形県のコイヘルペス一次診断で3日、6匹分の検体から陽性反応が出た。三重県の独立行政法人水産総合研究センター養殖研究所に検体を送り、確定診断する。
 同県農林水産部によると、この業者は5月20日に山形県外からマゴイ約500キロ(約250匹)を購入。24日ごろからコイが死に始めた。
 山形県は業者にコイの移動自粛と排水の停止、加工品の出荷停止を要請した。業者側は応じている。(共同通信)
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琵琶湖全域でコイ放流禁止 ヘルペス禍 滋賀県 感染拡大防ぐ

 滋賀県の琵琶湖でコイヘルペスウイルスが猛威を振るい、コイが相次いで死んでいる問題で、県は3日、新たに近江大橋以北の琵琶湖などで捕ったコイを他の水域に放流することを禁止した。これで、琵琶湖全域が放流禁止水域に指定されたことになる。
 漁業法に基づく措置で、新たに追加した水域は近江大橋以北のほか、琵琶湖周辺の計17の内湖や沼。
 県水産課によると、死んだコイの回収量は5月末現在、4万678匹に上っている。南湖だけでなく、北湖でも死んだコイが目立ってきたことなどから、琵琶湖全域を放流禁止にした。
 国松善次知事は同日の定例記者会見で「非常に残念な事態。事実上、回収する以外に手がない。(感染拡大の)防ぎようがない」と話した。26の漁業協同組合に委託している回収業務をさらに別の漁協にも拡大するほか、ボランティアを募って回収に当たる意向を示した。
 県は3月15日に瀬田川を、さらに5月10日に近江大橋以南など3水域を放流禁止水域に指定していた。
 ▽京の河川でも禁止拡大検討
 京都府の内水面漁場管理委員会は4月23日から、コイヘルペスウイルスに感染したコイが見つかった淀川水系の桂川、宇治川、大谷川と府北部の由良川、土師川の五河川を対象に、コイを持ち出して他の水域に放流することを約1年間禁止する措置をとっている。
 その後、山科川や白川、古川でも感染したコイが発見されたため、「これらの河川での移動禁止も早急に検討したい」(府水産課)としている。(京都新聞)
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山科川でコイヘルペス確定 伏見区 府内で22匹目

 京都府は2日、京都市伏見区小栗栖の山科川で死んでいたマゴイ1匹が診断の結果、コイヘルペスウイルス病と確定した、と発表した。府内での確定は22匹目。
 府によると、山科川には琵琶湖疏水が農業用水を経て流入しているといい、感染経路を調べている。(京都新聞)
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コイヘルペス 北湖西岸でも汚染、今津浜一帯で回収作業/滋賀

 ◇コイの死がい急増 
 高島郡の琵琶湖沿岸で、先月末からコイヘルペスウイルス(KHV)に感染したと見られるコイの死がいが急増し、県湖西地域振興局は1日、今津町の今津浜水泳場一帯で回収作業を実施した。同局が沿岸5町から聞き取り調査した分を含め、同日までの回収数は338匹となり、北湖の西岸にも汚染が広がっていることをうかがわせた。
 コイの死がいが目立ち始めたのは、気温が急上昇した先月27〜28日ごろからで、各町役場職員らが回収に当たった。31日までの回収数は今津町129匹、新旭町108匹など。1日は県と各町の職員約30人が今津浜の沿岸約1.5キロで、体長約1メートルもある大ゴイ1匹を含め計11匹を回収し、いずれも焼却処分した。
大津でも131匹
 一方、県農政水産部の職員ら約30人もこの日、、大津市の琵琶湖岸でコイの死がいの特別回収を行った。職員らは3班に分かれ、同市の打出浜から瀬田唐橋までの湖岸約6キロで、死がいを網などを使い回収。午前8時半から2時間で計131匹を集めた。国松善次知事も参加し、「信じられないことが起こっている」と驚きを隠せない様子だった。
 昨年11月〜先月末、琵琶湖と周辺水域で回収されたコイの死がいは計3万9888匹にのぼっている。【森岡忠光、平野光芳】(毎日新聞)
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コイヘルペス よかった!「陰性」 確定診断で判明−−佐久の養魚場/長野

 佐久市内で飼育していたマゴイ1匹から「コイヘルペスウイルス病」の擬陽性反応が出た問題で、県園芸特産課は1日、このコイを水産総合研究センター(三重県玉城町)で確定診断した結果、陰性だったと発表した。県は擬陽性反応が出た際、コイ養殖場に求めていたコイの移動自粛を同日付けで解除。一方で、今後も異常なコイが発生していないかどうかなどの情報収集活動を行う。
 県は国のマニュアルに沿ってコイヘルペスウイルス病の検査をしているが、県の検査よりも同研究センターで行っている国の検査の方が精度が高いという。このため03年度以降、擬陽性と診断されて同センターに持ち込まれた18検体のうち11検体が陰性と診断された。 陰性の検査結果について、佐久養殖漁協の飯田好輝組合長は「半分ホッとした気分。全国に感染が広がり、いつ佐久地域で発生してもおかしくない状況なので『(陽性魚発生が)少し先に延びただけ』という感じもする」と話し、夏場に向かい水温が上昇する時期だけに、警戒感を強めていた。また「擬陽性の段階で具体的な産地名を出すのはどうか。もっと生産者に配慮していいのでは」と、県の発表方法に疑問を呈した。【藤澤正和、中山裕司】(毎日新聞)
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コイヘルペス 県内初のKHV陽性反応−−県北の釣り堀のコイ/福島

 県は1日、県北地方の会員制釣り堀のマゴイから県内で初めてコイヘルペスウイルス(KHV)の陽性反応が出たと発表した。独立行政法人「水産総合研究センター養殖研究所」(三重県)で2次検査を行い、4日に確定診断の結果が出る予定だ。
 農林水産部水産グループによると、5月31日に釣り堀(縦20メートル、横20メートル、深さ1.5メートル)を管理している男性から「ここ4、5日、コイが毎日数匹から数十匹死んでいる」と通報があった。総計で30〜40匹ほどが死んだといい、ひん死状態のコイ1匹を内水面水産試験場(猪苗代町)調べたところ、KHVの陽性反応が出たという。
 この釣り堀には昨年10月にマゴイが他県から約150キロ移入され、それ以外はそれらのコイから繁殖した子ゴイしかいないという。これまで大量死などはないが、移入当初から感染しており、冬の間は水温が低かったために発症しなかった可能性が高い。【上田泰嗣】(毎日新聞)
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コイヘルペス 県内全域で、放流制限−−7日付で発令へ/福岡

 久留米市などの河川や水路で死んだ天然コイからコイヘルペスの陽性反応が出た問題で県は31日、内水面漁場管理委員会を開き、県内全域でコイの放流を制限する指示を6月7日付で発令することを決めた。期間は来年3月末まで。
 県内ではこれまでに久留米、大川、筑後、小郡市、三潴、大木、大刀洗町の4市3町の河川や水路、計14カ所でコイが死んでいるのが見つかった。いずれも1次検査で陽性反応が出て、その後に確定検査の終わった3件もすべて陽性だった。柳川市でもコイが死んでいるのが見つかり1次検査中で、感染水域は拡大する可能性がある。
 同委員会の指示は(1)恵利堰(大刀洗町)より下流の筑後川本流(2)コイヘルペスが発生したか、発生の疑いがある小郡、久留米、筑後、大川市と大刀洗、北野、三潴、城島、大木町の4市5町の河川、水路、池――で取れたコイを他の水域に放流することを禁止する。また、(1)コイヘルペスの発生が確認された水域または養殖場のコイでないこと(2)DNA検査でウイルスが検出されないこと――の条件を満たさないコイの放流を県内全域で禁止する。コイヘルペスは人体に影響がないことから、取れたコイを食べることは禁止していない。【鬼木浩文】(毎日新聞)
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コイヘルペス感染の11匹回収 今津の浜水泳場

 コイヘルペスウイルスに感染して死んだ可能性のあるコイの回収が1日、滋賀県今津町浜分の今津浜水泳場で行われ、県湖西地域振興局と湖岸に面した高島郡5町の職員計31人が作業にあたった。
 死んだコイの回収は、早期発見によるウイルスのまん延防止が目的で、湖岸清掃作業の期間とあわせて実施。職員らは湖岸約1.5キロを歩き、打ち上げられたコイ計11匹、約20キロを回収して同町内の焼却施設に運んだ。最も大きいコイは体長約1メートル、重さ約10キロもあった。
 同振興局農業振興課によると、ウイルスが活性化する水温18度以上になった28日以降から、高島郡5町の湖岸でコイの死がいが目立つようになった。同日までに338匹を回収した、という。
 一方、大津市打出浜のなぎさ公園など3カ所の湖岸で、国松善次知事や県職員らが網でコイの回収作業にあたり、131匹をすくい上げた。県によると、31日までに回収したコイは、県全体で約3万9800匹にのぼっている。(京都新聞)
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<滋賀>知事がコイヘルペスで死んだ鯉を回収

琵琶湖やその周辺の河川で、コイヘルペスウイルスの汚染が広がっている問題で、滋賀県の国松知事がきょう、コイの死骸の回収作業に参加しました。

午前9時前、滋賀県の国松善次知事ら職員30人が、琵琶湖岸に流れ着いたコイの死骸を次々と回収しました。滋賀県内の川や湖では、ゴールデンウィーク明けから死んだコイが急激に増え、県は地元漁協と協力し、これまでに3万匹を超える死骸を回収しています。国松知事は「災害としかいいようがない。見つけ次第、回収するしか手がない。残念ですけど」と語りました。

コイヘルペスウイルスに感染するのはコイだけですが、ウイルスはコイの体内で死滅することがないため、問題解決の手立てはないということです。(朝日放送)
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アユやフナの感染実験開始 コイヘルペスで養殖研

 コイヘルペスの広がりに伴い、マゴイ以外の淡水魚で買い控えが起こっているのを受け、水産総合研究センター養殖研究所(三重県)は30日までに、同じ環境にすむアユやフナなどがウイルスに感染したり伝搬したりしないかを確認する実験を開始した。
 他の魚種への感染について確かなデータをそろえることで、水産業界の懸念を払しょくし、水産資源が根拠なく敬遠される風評被害を防ぐ狙い。
 東南アジア漁業開発センターや大学、企業と共同で取り組むコイヘルペス研究のテーマのひとつで、安全を期して養殖研の隔離施設で実験する。研究期間は3年で、本年度予算は約400万円。
 直接魚の腹腔(ふくくう)にウイルスを注射する方法と、ウイルスを希釈した水に魚を泳がせる方法で実験。約4週間飼育し、感染や発病の有無を確認する。感染が確認されれば、コイと同じ水槽で、コイに再感染するかどうかも調べる。(共同通信)
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コイヘルペス 京都の小学校で採取したニシキゴイ、陽性反応/京都

 府は28日、京都市立小学校の飼育池で25日に衰弱状態で採取したニシキゴイ1匹がコイヘルペスウイルスの陽性反応を示したと発表、水産総合研究センター(三重県)に確定診断を依頼した。水産課によると、同小では10年ほど前から飼育池でコイを飼っており、4月に新たにもらった1匹から感染したらしい。25日以降、別のコイ8匹が死に、残る6匹も弱っているという。
 一方、城陽市の古川で23日に死んで見つかったマゴイ1匹については、同センターでの確定診断で陽性が確定した。【丹野恒一】(毎日新聞)
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コイヘルペス 佐久の養魚場の1匹から擬陽性反応−−県内初/長野

 県は28日、県内の養殖業者対象に行った「コイヘルペスウイルス病」の検査で、佐久市のコイ養殖場で26日に採取したマゴイ1匹から同ウイルスの擬陽性反応が出た、と発表した。県内で擬陽性の反応が出たのは初めて。県はこのコイの検体を水産総合研究センター(三重県玉城町)に送り、確定診断を求める。
 県によると、検査は今年4月から県水産試験場が行っている巡回指導の一環で行われたもの。この業者で採取したマゴイ10匹の検体のうち1匹の検体から反応が出た。同業者や付近の業者でコイが大量に死んでいる例はないという。
 県はこの業者に対してコイの出荷と移動の自粛や、検査したマゴイ10匹の処分を要請。同センターの診断は6月1日に出る見込みだが、陽性と確定されれば、この業者の飼育するコイの殺処分を含む措置を講じる。
 全国でも有数のコイ飼育地にも及んだ「コイヘルペス疑惑」に、業者の反応は複雑だ。佐久市高柳の養魚場経営、飯田好輝さんは「全国25都道府県で発生しており、いつ佐久で発生してもおかしくない状況にある。擬陽性ということだが『ついに、来るべきものがきた』という感じだ。昨年暮れに出荷量は持ち直したとはいえ、例年の4割以下に落ち込んでいる。陽性と判定されたら、何年間は生産できなくなる可能性がある。これといった対応策がないため影響は大きい」と話した。【藤澤正和、反橋希美】(毎日新聞)
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コイヘルペスの猛威を実感 大学教授ら琵琶湖を船上視察

 琵琶湖でコイヘルペスウイルスが猛威を振るっている問題で、東京海洋大の福田穎穂教授(魚類海洋学専攻)が28日、県の依頼を受けて琵琶湖の現状を船上から視察し、記者も同行した。南湖では、コイの回収量が依然多いほか、北湖の沖合でも死んだコイが点在しており、福田教授は「ウイルスは湖全域にまん延している」と懸念を示した。
 死んだコイは白く変色し、たまったガスによって身体が膨らんでいた。大津港を出航後、10分間で浮いた約10匹を見つけた。300−400メートル間隔で1匹ずつ浮いていた。
 陸上自衛隊大津駐屯地北側の沖合で、大津漁協が2隻の船でコイを回収していた。船上の7つのバケツはコイであふれ、悪臭を放っていた。「5月の連休中に大量死が始まった。毎日1トン以上回収している」と遠藤誠次組合長(58)は言う。「でも回収量は少なくなっており、ヤマを越した感じだ」
 死んだコイはいずれも体長70−80センチ。福田教授は「大きなコイはえらの表面積に比べて酸素要求量が多いため、(ウイルスが吸着しやすく)死にやすいのではないか」とみている。
 彦根市や近江八幡市沖の北湖では、死んだコイ約10匹を確認した。南湖に比べ少なかったが、うち3匹は、沖島の東側でまとまって死んでいた。県水産課の担当者は、彦根の旧港湾やヨシ群落など、大量死している場所から風で流されてきた可能性もあるとみている。
 湖上をカラスやカワウが飛んでいる。鳥を通じてウイルスの感染が広がる可能性について、福田教授は「カラスの体温は40度近く、ウイルスが活発に増殖する15−20度より高いため、ふんを介して感染することはない」とする一方、「くちばしや足など、体温の低い部位を介して感染する可能性は非常に低いが否定はできない」という。
 福田教授は「コイがどこで死んだのかを突き止める必要がある。北湖の水温が上がり始めたら、死ぬコイの数はさらに増えるだろう」と話した。(京都新聞)
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琵琶湖の「感染拡大防げず、見守るしか」 コイヘルペスで緊急講演

 琵琶湖などで猛威を振るうコイヘルペスウイルスをテーマにした緊急講演会が27日、滋賀県大津市のピアザ淡海であり、東京海洋大の福田穎穂教授(魚類海洋学専攻)が「大量死はしばらく続くが、来年には減るだろう」との見通しを示した。
 講演会には、県や市町村や漁業関係者ら約200人が参加。福田教授は、ウイルスが水を介して感染することや、30度以上では増殖できず卵へは感染しないことなどを説明。「一度感染が見つかった水域では、全部のコイが感染している可能性が高い」とし、琵琶湖では「感染拡大は防げず、見守るしかない」と述べた。
 さらに「野生ゴイが全滅することはないが、生き残ったコイはウイルスを持ち続けると考えられる」とした。今後については海外の事例から「いったん発生すると各水域で2カ月ほど大量死が続くが、来年には減るだろう」と話した。
 県は25日までの回収コイが2万7000匹を超えたことを報告。会場では漁協関係者らから「いつまで回収が続くのか」「市民も巻き込んだ回収活動を」などの意見が上がった。(京都新聞)
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Posted by jun at 2004年06月03日 11:03 in KHV関連

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