2004年06月03日

かご設置しブルーギル駆除へ 琵琶湖、遮光シートで捕獲量8倍に

 外来魚ブルーギルを駆除するため、滋賀県水産試験場(彦根市)は独自の捕獲かごを考案し1日、大津市衣川の琵琶湖岸近くに初めて設置した。物陰を好むブルーギルの習性を利用してカニ専用の捕獲かごに光を遮るシートをかぶせた仕掛けで、遮光しない場合と比べると、捕獲量は約8倍に上るといい、同試験場は効果を期待している。

 同試験場は、湖岸の浅瀬で産卵するブルーギルを効果的に捕獲できる道具の実用化を目指してきた。ブルーギルが船底や木の陰に集まっていることに注目し、遮光性のわなを検討した。
 この日、仕掛けたかごは鉄製のドーム型で、底の直径、高さともに約70センチ。野菜の苗を育てるために農家が使うビニール製の黒色の遮光シートをかぶせている。かごの中はブルーギルが側面の入り口から入ると、先が細くなっていて出にくい構造にした。
 同試験場が昨年4月から半年間、6回にわたり琵琶湖で実験したところ、捕獲数は遮光のないかごは計26匹だったのに対し、遮光したかごは199匹と、大きく上回った。かごに遮光シートをかける費用は1基当たり約100円だった。
 大津市の湖岸ではこの日、県職員と漁師ら約30人が浅瀬に10基を仕掛けた。今後、約700基を各漁協に無償提供し、順次設置する方針。同試験場の井出充彦主査(39)は「浅瀬はフナやモロコの産卵場で、ブルーギルがその卵や稚魚を食べる被害が多い。今回の仕掛けで在来魚を守れれば」と話している。(京都新聞)

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Posted by jun at 2004年06月03日 01:17 in 内水面行政関連

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