2004年05月26日

アメリカの害魚論・スネークヘッド(後編)

 スネークヘッドがバージニア州を流れるポトマック・リバーで発見され、The Virginia Department of Game and Inland Fisheries (VDGIF:バージニア州内水面&ゲームフィッシュ課)は最初の目撃(採取)例が届けられて20日以内に4尾が持ち込まれたと発表した。州はついに緊急対策委員会を設置するなど、大きな騒動となっている。

 4尾めのスネークヘッドは、あるアングラーが地元のバス釣りトーナメント出場中に釣り上げたのだという。この1尾もポトマック・リバー(本流)で釣り上げられた。サイズは13inで、先に持ち込まれた個体とほぼ同等の大きさだ。その後、VDGIFは局内にスネークヘッド事件取扱チームを結成。これらの問題の解明や処理、水辺や自然環境事情、法的処置や公的対応を行なうことにした。
 これらの4尾は比較的隣接したエリアで採取されていたため、VDGIFはエレクトリック・ショックを某エリアに流して調査したところ、バスと小魚は浮かんできたが、スネークヘッドの姿はなかった。
 現在の対応策は「スネークヘッドを発見したら、連絡してください」といった看板を立ててアングラーにこの外来種への警鐘を鳴すくらいで、VDGIFは「コイツらは水からあげておいても数日は生きられる。だから、捕らえた場合や釣り上げた場合は、その場で殺してVDGIFへ持ち込んでくれたほうがいい。万が一逃げ出したら、元も子もない」と述べている。

 対策本部も採取された個体がすべて同じサイズだったことと、同種(英名northern snakehead-学名Channa argus。ちなみに、学名からカムルチーだと思われる)だったことから、スポーニングに成功した可能性もあると示唆する。今後、これら個体のサンプルは地元の研究所に送られ、それらが遺伝子的に関係があるものかも調査するという。ちなみに、最初に発見されたスネークヘッドはメスで、最後のものはオスだった。共に繁殖が充分に可能な成体であった。
 また「スポーニングして増えていたのであれば、(発見されたのが川だったため)もう処置のしようがない。100年経てば、ラージマウスバスと同じくらい一般的なエコシステムの一部になっているだろう」とも述べている。

+canoe-cnews
+fredericksburg.com
+8 NEWS
+U.S. Newswire

Posted by DODGE at 2004年05月26日 15:16 in 海外フィッシング事情

mark-aa.jpg