2004年05月22日

最新KHV情報

 連日報道されているコイヘルペスウィルス(KHV)騒動は鎮静化するどころか、その勢いを増している。琵琶湖では死亡したコイの回収が追いつかず、京都府、埼玉県、山梨県、茨城県でも新たに陽性反応が出ている。

コイヘルペス 死がい、計270匹に 県が検査中−−さいたま市の鴨川 /埼玉

コイの死がい65匹が見つかったさいたま市北区日進町2付近の鴨川で、死がいの回収が続き、累計で270匹に達していることが19日、分かった。同川を管理するさいたま県土整備事務所によると、回収数は18日に43匹、19日に162匹だった。共栄橋付近で最も多く見つかっているという。
 県水環境課によると、水質の異常は見つかっていないため、県水産研究所でコイヘルペスウイルス(KHV)の検査をしている。
 ◇志木・荒川では10匹
 一方、志木市宗岡の荒川にある秋ケ瀬取水堰(せき)では18日、コイの死がい10匹が浮いているのが見つかり、同堰を管理する水資源機構利根導水総合管理所が回収した。朝霞市宮戸1の東京都朝霞浄水場で酸素量や毒物の検査をしたが異常がなかったため、県水産研究所にKHV検査を依頼した。同管理所によると、19日にはコイの死がいは見つかっていないという。【三橋裕二】

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コイヘルペス 新たに4匹、陽性確認−−甲府・田富町で回収のコイ /山梨

◇防止策なく被害拡大の様相
 コイヘルペス問題で、県は19日、甲府市と田富町の河川で回収したコイの死がい計4匹から、コイヘルペスウイルス(KHV)の陽性反応を新たに確認した。水温の上昇に伴い被害は拡大の様相を見せており、これまでに両市町の河川など8カ所で見付かった計18匹の死がいから陽性反応が出ている。県は「少しでもまん延が防げれば」と死がいの回収や検査の手順を記した対応マニュアルを作成したが、感染自体の防止策はなく、「有効な手立てがあれば教えてほしい」と戸惑いを隠せない。
 県花き農産課によると、19日に陽性反応が出たのは同市内の荒川、十郎川と田富町の清川排水路の計3カ所で発見された死がい。これまでに同市や石和町などの国中地域以外に、大月市や身延、下部町でも死がいが見つかるなど、被害は各地に拡大する様相を見せている。
 県のマニュアルでは、死がいが未発見の水域の場合は5匹を上限に検査し、KHVの汚染水域の場合は廃棄処分する??などと定め、今月は河川での特別監視も行う。しかし、これらの対策は死がい発見後の対応が主で、KHVの発生自体を防ぐ手段にはならない。
 県は既に、11月までの半年間、同水系からの持ち出しや県内での放流を禁じ、石和町で27日に予定されていたニシキゴイの放流も中止となった。
 県内では昨年11月に石和町や忍野村の釣り堀でKHVを確認したが、今回は天然水域での陽性確認で、食用ゴイやニシキゴイを扱う釣り堀や池での被害はない。ある養殖業者は「せっかく上向いたのに、また注文が止まった。電気代やえさ代をどう払えばいいのか」と憤慨する。感染したコイを食べても問題はないが、別の業者は「このままでは死活問題」と風評被害の拡大防止を訴える。【宇都宮裕一、藤沢宏幸】

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コイヘルペス陽性、「鯉揚げ」が危機 広沢池 養殖業者、府が善後策検討

京都市右京区の広沢池で、コイヘルペスウイルス(KHV)の陽性反応が出たのを受け、コイの養殖業者や京都府は20日、善後策の検討を始めた。感染が確定すればコイの処分などは避けられず、師走の風物詩として知られる地元の伝統行事「鯉揚(こいあ)げ」の開催が危ぶまれている。
 広沢池では20日午前、地元水利組合を含め関係者約10人が緊急に集まり、池を視察した上で、府から説明を受けた。
 府水産課の瀧山裕介課長補佐は「現在、確定診断中で21日に結果が出る。感染が確定したら、すべてのコイの処分を求める行政命令を出す可能性が高い」としている。
 同池は、約15ヘクタールのかんがい用ため池で、市内最大級。鯉揚げは、毎年春に稚魚を放して養殖、12月、池の水を抜いて網ですくい上げる行事で、50年以上続く。
 現在、農業用水が必要な時期にあたるため、池の水を抜けない。感染が確定した場合、すべてのコイを処分して、ウイルスを死滅させるには農閑期を待たねばならず、年末の「鯉揚げ」は事実上できなくなる。
 今年も4月に700匹を放流した養殖業の平岡建一さん(63)=下京区=は「まだコイの死がいは浮いていないので望みは捨てていないが、もし確定したら処分するしかない」と肩を落とす。
 広沢池の西約600メートルにあり、観月の名所として知られる大覚寺・大沢池では、17日にKHV感染が確定した。広沢池には、農業用水路を通じて大沢池から水が流入しており、府水産課は「大沢池から感染した可能性が極めて高い」という。

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南郷水産センターのコイ陽性 ヘルペス 長浜の池でも

滋賀県は20日、大津市の南郷水産センターで死んだコイ6匹からコイヘルペスウイルスの陽性反応が出たと発表した。県によると、センターの観賞池や釣り堀は大量の感染ゴイが見つかった瀬田川の水をひいている。
 長浜市の加納白山公園の池で死んでいたコイからコイヘルペスウイルスの陽性反応が出たことを20日、市が発表した。
 池ではコイ14匹が17日に死に、このうち5匹を彦根市の滋賀県水産試験場で検査。すべてに陽性反応を検出した。
 池では18日以降も約15センチのコイ3匹が死んでいる。池は農業用ため池で琵琶湖とはつながっていない。市は「琵琶湖で釣ったコイを誰かが放流した」とみている。

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連日の大量死、回収追いつかず 琵琶湖でコイヘルペス猛威

琵琶湖でコイヘルペスウイルスが猛威を振るっている。湖岸には連日、死んだコイが大量に打ち上げられ、まん延防止のため滋賀県が8つの漁業協同組合に依頼して進めている回収も追いつかない状態だ。アユの出荷最盛期を迎え、県外の漁協が湖産アユを買い控える動きもある。問題は深刻化している。
 ■たまっている
 80センチほどのマゴイの入ったビニール袋がこの日も山積みになった。20日午後2時すぎ、大津市瀬田1丁目の瀬田町漁協前。袋から悪臭が漂う。漁協は県の委託を受け、8日から回収を続ける。「ヨシ帯や船着き場のよどみにコイがたまって浮いている」と磯田和夫さん(74)は話す。
 県水産課によると、死んだコイの回収量は16日現在で1万799匹。近江大橋以南や彦根市の旧港湾、近江八幡市などの西の湖が目立つ。4月末から急増した。回収には当初、3漁協が当たったが、予想外の大量死に県は5漁協を加えた。県は「天然水域でのまん延防止には早期の回収しかないが、追いつかない」という。
 ■アユに影響
 彦根市のアユ種苗販売・養殖会社「鳥塚」にはアユ購入を取り消す電話が相次いでいる。愛知県の2つの漁協が予約していた8トンをはじめ、石川県の10漁協の2トン、長野県の2漁協の2トンもキャンセルとなった。鳥塚五十三社長(56)はコイヘルペス問題が影響しているとみる。
 全国ではウイルスが持ち込まれないよう警戒する動きも出ている。石川県は県内の漁協にコイヘルペスの発生地からアユなどを購入しないよう自粛を求めた。愛知県は琵琶湖産のアユにコイが交じっていないか、また輸送水に湖水が使われていないかを確認するよう、県内の漁協に要請した。
 「琵琶湖のアユは地下水で育てている。出荷する際の輸送水も地下水で、コイは交じらないよう選別している」。県水産課の谷口孝男課長らは20日、京都市下京区の京都府内水面漁協連合会でアユの安全性を強調した。県職員は岐阜や広島など7府県をまわり、湖産アユを敬遠しないよう呼びかける。
 ■実験を開始
 「マゴイとニシキゴイ以外の魚は感染しないといわれる」。農林水産省はそう説明する。1998年にコイヘルペスウイルスの発生したイスラエルで、研究者が「ソウギョやテラピアは感染ゴイと一緒に飼っても死ななかった」と報告しているのが根拠だ。ただ、このなかにアユは入っていない。
 滋賀県は漁獲したアユをコイと同様に検査しているが、いずれも陰性反応だという。独立行政法人「水産総合研究センター養殖研究所」(三重県)は近く、ウイルス感染の有無を調べるため、感染ゴイと一緒にアユを飼う実験を始める。
 コイヘルペスに詳しい東京海洋大の福田頴穂教授は「まん延防止の有効な対応策はない。ウイルスが死滅する30度以上に水温を上げるか、コイを全部処分するしかないが、琵琶湖の場合、現実には不可能だ。アユの出荷時にコイが混じらないようにすれば、県外への感染はないと期待できる」と話している。

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コイヘルペス 牛久沼の天然コイ、ウイルス確認−−養殖研究所 /茨城

牛久沼の天然コイ3匹からコイヘルペスウイルス(KHV)病の陽性反応が出た問題で、県は20日、水産総合研究センター養殖研究所(三重県南勢町)で調べた結果、KHV病と確認されたと発表した。
 また、県内水面水産試験場(玉造町)の屋内池で試験飼育していた養殖コイの幼魚が18日に47匹、19日に15匹が新たに死に、500匹のうち計142匹が死んだと発表した。試験飼育では、湖内の網いけす場で一冬越したコイにKHVの耐性がつくかどうかを調べており、成魚42匹はすでに全滅している。
 幼魚の試験飼育では、健康な幼魚(体重50グラム)20匹を同じ池に入れ、KHV病に感染するかどうかも調べているが、15日までに2匹が死んだ。うち1匹は目の周りがくぼみ、KHV病の可能性があるという。【須田桃子】

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広沢、大沢池 コイ処分 府が方針 ヘルペス陽性確認

京都市右京区の広沢池のコイ2匹からコイヘルペスウイルス(KHV)陽性反応が出た問題で、京都府は21日、水産総合研究センター(三重県)の確定診断で2匹とも陽性を確認したと発表した。近くの大覚寺境内の大沢池のコイからもKHVが確認されており、府は持続的養殖生産確保法に基づき、近く両池のコイをすべて処分するよう行政命令を出す方針を固めた。
 府や寺、養殖業者などによると、大沢池には約200匹、広沢池には約700匹のコイがいると推定されている。両池は農業用水路でつながっており、感染した大沢池のコイが広沢池に入り、二次感染したとみられる。
 しかし、両池は水田への水供給が目的の農業用ため池で、地元の水利組合はコイ処分のために池の水を抜くことに難色を示している。府水産課は「処分方法を関係者と詰め、できるだけ早い時期に処分命令を出したい」としている。
 また、府は、東山区の白川で採取したコイ1匹からKHV陽性反応が出たと発表した。
 府は、河川や池へのコイ放流を禁止する一方、コイを飼育する社寺や料亭などへの啓発を強化する。

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Posted by DODGE at 2004年05月22日 09:20 in KHV関連

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