2004年05月19日

ライギョを販売していた男性を逮捕/ アメリカの害魚論

 当サイトで幾度と伝えてきたアメリカの害魚騒動。たとえば、アメリカ北東部に棲息しているノーザンパイクが現来棲息区ではないカリフォルニア州で発見されたときには、国内移入種として取りざたされ、数年間に渡って駆除を試みる問題へと発展した。またゼブラマッセル(イ貝の仲間)やハクレンはすでに国レベルの問題として扱われている。そして、今回アメリカで話題になっているライギョは2002年11月にアメリカ東海岸のメリーランド州で騒がれて以来の騒動である。ただし前回とは多少異なった部分があり、事件性が強い。

 まずニュースソースが伝えるところによると、サン・チュル“ダニエル”リー(Sung Chul "Daniel" Rhee。韓国系アメリカ人)がライギョを輸入したとして逮捕されたという。彼は北ロサンゼルスのコリアンタウンの市場で、妊婦の体調によく美味しい魚として生きたライギョを販売し、国境警備及び税関局とフィッシュ・アンド・ワイルドライフ事務局に逮捕され、現在は留置所に身柄を拘留されている。彼は「有害な種の輸入」という連邦憲法に基づく罪状で囚われている。仮にこの罪状が有罪と確定した場合、彼には最高で禁固15年の服役刑が与えられる。
 また「スネークヘッドはアメリカの自然界にリリースされた場合、在来種を破滅させるためイリーガル(違法、非合法)である」とソースは締めくくっている。

 今までのアメリカの害魚関連ニュースは、フィールドに棲息する外来魚(移入種)をその湖や池から駆除するといったケースや、どのような害魚対策を取っているのかといったものだった。ところが今回は「禁止された魚を輸入した」として本人が逮捕されたという、まったく異なった報道である。彼の罪状が有罪と確定した場合、今後アメリカの、特にアジア系マーケットから生きたライギョの販売が強く取り締まられるはず。今後の動向にも注目していきたい。

+ニュースソース(Yahoo News! 「A man arrested on suspicion of importing snakefish」
+アメリカのライギョ
+ハクレン
+ゼブラマッセル
+basswave内「文字ニュース」--「アメリカにライギョ!?」
+basswave内「文字ニュース」--「メリーランド州のスネークヘッド、駆除される」

Posted by DODGE at 2004年05月19日 12:46 in 海外フィッシング事情, 魚&水棲生物, 自然環境関連

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