2004年05月18日

琵琶湖では死魚の回収追いつかず/KHV関連ニュース

 全国各地で問題となっているコイヘルペスウイルス(KHV)問題。茨城県では霞ヶ浦水系以外で初めて陽性反応が確認されたほか、琵琶湖では死魚の回収が追いつかない状況。また、琵琶湖産アユの風評被害も問題となっている。

茨城で天然ゴイがヘルペス 牛久沼で採取
 
 茨城県は17日、同県龍ケ崎市の牛久沼で採取した天然ゴイ3匹からコイヘルペスウイルスの陽性反応が出たと発表した。大量死などは起きていないという。
 養殖ゴイが大量死した霞ケ浦・北浦を除き、県内の沼や河川で天然ゴイからウイルスを検出したのは初めて。
 漁政課によると、3匹は体長46−60センチの雄2匹と雌1匹。13日に網にかかった5匹中3匹を検査し、すべて陽性だった。
 地元漁協は数年、稚魚を放流をしておらず、県は「感染したコイが放流された可能性がある」としている。牛久沼の天然ゴイ漁獲量は年間約1トン。(共同通信)
+(Yahoo!ニュース-社会-共同通信)


都内11カ所で3000匹死ぬ 30匹がコイヘルペス陽性

 東京都は17日、新宿区の池など4カ所でコイ13匹からコイヘルペスの陽性反応が出たと発表した。これで多摩川などを含め都内の計11カ所で陽性反応が出たコイは計30匹で、死んだコイは約3000匹(14日現在)に上ることが判明した。
 都は、茨城県・霞ケ浦産のコイが放流されるなどして感染が広がった可能性があるとみている。農水省が感染ルートを調べている。
 都によると、新たに陽性反応が出た4カ所は、新宿区立甘泉園公園の池、足立区の都立東綾瀬公園内の水路、葛飾区の都立水元公園に隣接する川、23区内の民間の釣り堀。
 計11カ所のうち、死んだコイが最も多いのは多摩川で、約2800匹という。(共同通信)
+(Yahoo!ニュース-社会-共同通信)


<コイ大量死>埼玉・鴨川で65匹

 さいたま市の鴨川でコイが死んでいるとの通報が15日以降相次いでいることが分かり、埼玉県水環境課などが調べたところ、17日までに65匹の死んだコイが確認された。水質検査では、有害物質は検出されていない。このため、詳しい水質の分析を続ける一方、コイヘルペスウイルス(KHV)病の感染の有無も調べている。(毎日新聞)
+(Yahoo!ニュース-社会-毎日新聞)


滋賀で1万匹超す コイヘルペス 感染死急増
 
 滋賀県の琵琶湖や瀬田川で死んでいるコイが、最近1週間で1日1000匹ペースに激増している。県によると、コイヘルペスウイルスに感染したためとみられ、回収量は17日までに1万匹を超えて、地元漁協の回収作業も追いつかないという。
 県は8日以降、大津市の瀬田町漁協や草津市の山田漁協など六漁協に死んだコイの回収を依頼。15日までに約8900匹を回収した。内訳は琵琶湖大橋以南の南湖が4400匹、瀬田川が2300匹、西の湖が1600匹、北湖が50匹。1日の回収量は11日以降、日に1000匹を超すペースとなり、死んだコイは「すでに1万匹は超えている」(水産課)という。
 各漁協は休日には最大約20隻の船を出し、回収に協力。しかし回収量が増えているため「他の漁協にも回収を頼んでほしい」という声も上がっている。
 住民からの通報は1日に10件ほど県に寄せられている。「いつ回収に来るのか」「引き揚げたので取りに来てほしい」という苦情や依頼、「早く回収しないと琵琶湖に良くない」といった心配の声もあるという。
 ▽長浜の池でも14匹
 長浜市加納町の加納白山公園で17日朝、池のコイが死に、浮いているのが見つかった。
 市の調べでは、約800平方メートルの池に生息していた15センチから60センチのコイ14匹と、モロコ1匹がすべて死んでいた。市は今週中に県水産試験場(彦根市)でコイヘルペスウイルスの検査をする。
 市は同日また、管理する公園や学校の池4カ所を調査した。魚に異常はなかったという。(京都新聞)
+(Yahoo!ニュース-滋賀-京都新聞)


アユへの風評被害対策要望 滋賀県、内水漁連に

 滋賀県の国松善次知事と県漁業協同組合連合会の杉本敏隆会長が17日、琵琶湖産アユの風評被害対策への協力を求める要望書を全国内水面漁業協同組合連合会(東京都港区)へ出した。
 琵琶湖でコイヘルペスウイルスの被害が広がっていることから、出荷期にある琵琶湖産アユの稚魚への風評被害が深刻化しているとして「風評払しょくに理解と協力をお願いする」と要望。アユの飼育や輸送には地下水を使っていることなど、コイの飼育水を混入させない対策も説明している。国松知事と杉本会長が桜井新・連合会長を訪ね、要望書を手渡した。(京都新聞)
+(Yahoo!ニュース-滋賀-京都新聞)


ニシキゴイからコイヘルペス 大覚寺・大沢池 2匹陽性

 京都市右京区の大覚寺・大沢池のニシキゴイ2匹からコイヘルペスウイルス(KHV)の陽性反応が検出され、水産総合研究センター(三重県)の分析で17日、2匹とも陽性が確定した。寺関係者によると、すでに100匹以上が死んでいる。同池の水は農業用水路を通じて「鯉揚(こいあ)げ」で知られる約600メートル東の広沢池に流入しており、感染拡大が懸念されている。
 京都府は今月6日、同寺から「池のコイが死ぬ」と連絡を受け、生きている2匹を宮津市の府海洋センターで検査。陽性反応が出たことから同池のコイの移動自粛を要請していた。
 感染確定を受け、府は持続的養殖生産確保法に基づいて大沢池のすべてのコイの処分を命令できる。しかし、大沢池の水は農業用にも利用されており、処分のために水を抜けないため、府水産課は「地元の水利組合や農水省と協議し、対策を決める」としている。
 大沢池は大覚寺東側にあり、面積約3ヘクタールで、コイなどが約1000匹いる。9月の「観月の夕べ」などで知られる名勝地。(京都新聞)
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コイヘルペス 県、緊急対策を発表 広報体制強化や経営支援/群馬

 県内でコイヘルペスウイルス(KHV)に感染するコイが相次いでいる問題を受けて、県は17日、広報体制の強化や検査機器の購入、経営支援策などの緊急対策を発表した。予算規模は1000万円で、小寺弘之知事の専決処分として近日中に執行する予定。
 広報は新聞広告、県や市町村の広報紙などに掲載、コイの放流自粛や食べても移らないことなどを集中的に知らせる。また、24時間態勢の通報受け付けや検査員増員、経営支援相談窓口の設置などの対策を実施する。国に対しては、感染経路の早期解明や防疫体制の強化などを要求していく。
 県によると、コイの出荷時期は秋から冬が多く、今のところ養殖業者や飲食店などから深刻な被害状況は出ていないという。
 一方、この日県は館林市の城沼で死んでいたコイ2匹でKHV陽性が確認されたと発表。陽性が確定されれば、城沼が一部を占める鶴生田川をコイの持ち出し禁止水域に指定する。鶴生田川は既にコイの持ち出し禁止水域に指定されている谷田川に流れ込んでいる。
 また、西部農業総合事務所管内の養殖池で死んだコイ9匹の陽性、太田市のふれあい農園調整池で死んだコイ2匹の陽性がそれぞれ確定したと発表した。【大貫智子】(毎日新聞)
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コイヘルペス コイの放流を禁止 期間は6カ月−−県、陽性反応確認で/山梨

 甲府市の荒川と濁川で見つかったコイの死がいからコイヘルペスウイルス(KHV)の陽性反応が出た問題で、県内水面漁場管理委員会(笠原正五郎会長)は17日、漁業法に基づき、県内の河川や湖沼などでのコイの放流と富士川水系でのコイの持ち出しを禁止することを正式に決めた。
 期間は同日から6カ月間。県は各市町村や漁協などに通知を出し、周知徹底を呼び掛けていく。県によると昨年11月以降、KHVは24都府県で感染を確認、東京都や神奈川県など4都県で県と同様にコイの放流・持ち出しを禁止する措置を取ったという。
 13日に荒川などでコイの死がいが見つかって以降、17日午後6時までに同市や身延町など5市町の9河川や水路などで計74匹のKHV感染が疑われるコイが見つかった。今回、死がいが見つかった河川はいずれも富士川水系に属するが、同水系では昨年12月、茨城県霞ケ浦産のコイ約510キロが放流されている。県は放流したコイから感染した可能性もあるとみている。
 県は18日、漁協関係者らで構成する対策会議を14日に引き続いて開き、コイの検査や監視態勢について話し会う。県花き農産課は「KHVの拡大を防止するには、コイの放流や持ち出しを規制する必要があると判断した」としている。【佐々木洋】(毎日新聞)
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コイヘルペスウイルス対策本部を設置 滋賀県

 滋賀県の琵琶湖や瀬田川でコイヘルペスウイルスに感染死したとみられるコイが急増しているため、県は18日、対策本部を設置した。
 水産課や県水産試験場職員らでつくる従来の対策会議を拡大した。広田義治副知事が本部長を務め、琵琶湖博物館や食の安全推進室などの職員らがメンバーとなっている。
 感染の拡大を防ぐため、県内漁協に依頼して死んだコイを早期に回収するほか、琵琶湖産魚介類の風評被害防止に引き続き取り組む。(京都新聞)
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KHV病まん延防止へ対策会議 京都府水産事務所

 コイヘルペスウイルス(KHV)が活発化する時期を迎え、京都府水産事務所(宮津市)は18日、府園部総合庁舎で、口丹波地域の市町担当者を集め、KHV病まん延防止対策会議を開いた。
 同地域では昨年11月に続き、ことし5月にも、美山町内の個人の池でニシキゴイからKHVの陽性反応が出ている。
 KHVは水温15−25度で活発化する上、メスの感染例が多いことから、産卵期の5−6月は感染拡大が懸念される。魚同士の接触のほか、水を介しても感染するため、死んだコイの早期回収が重要で、焼却までの対応の徹底を図る。
 府は養魚場や飼育池などのコイが二次検査で感染確認された場合、生きたコイも殺処分し、池を消毒する。また河川では死んだコイを回収する。いずれも焼却処分するため、市町に焼却場の確保を求めた。
 また、風評被害を防ぐため「病気にかかるのはマゴイとニシキゴイだけ。ほかの魚には感染しない」「人間にはうつらず、仮に感染したコイを食べても人体に影響はない」などを再確認した。(京都新聞)
+(Yahoo!ニュース-京都-京都新聞)

Posted by jun at 2004年05月18日 12:02 in KHV関連

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