2004年05月17日

KHV問題/群馬では「政策会議」、山梨では「対策会議」を設置

 全国的な広がりによって深刻化の一途を辿っているコイヘルペスウィルス(KHV)問題。群馬県では理事らによる政策会議を開き防疫対策についての広報体勢を強化することが申し合わせられたほか、山梨県でも漁協関係者も加わった対策会議が設置された。

コイヘルペス、猛威再び 水温上昇で琵琶湖にも
 
 茨城県・霞ケ浦などで昨年、コイの大量死を引き起こしたコイヘルペスウイルスが再び猛威を振るい始めた。冬場に活動が鈍っていたウイルスが水温の上昇とともに活性化したとみられるが、被害は多摩川や琵琶湖など主な河川や湖にも拡大。ウイルス根絶の即効薬はなく、自治体は頭を悩ませている。
 琵琶湖では4月下旬以降、約300匹が湖岸に打ち上げられたり湖面に浮いたりした。ウイルスまん延を防ぐため、地元の漁業調整委員会は被害が集中した近江大橋以南を対象に、コイを他の水域に持ち出すことを禁止した。
 琵琶湖の天然アユは食用のつくだ煮や放流用の稚魚として全国に出荷されており、滋賀県は新聞やテレビ広告で「ウイルスは他の魚介類に感染せず、感染したコイを食べても安全」と風評被害の抑え込みに躍起だ。(共同通信)
+(Yahoo!ニュース-社会-共同通信)


コイヘルペス感染拡大 防疫対策、広報を強化−−県、「政策会議」で方針/群馬
 県は14日、県内でコイヘルペスウイルス(KHV)の感染が相次いだため、理事らによる「政策会議」を開いて、防疫対策についての広報態勢を強化することなどを申し合わせた。一方、13日に養殖ゴイからも陽性反応が出たことで、養殖業者は「いつ自分のところで出るか分からない」とこれまで以上に不安を募らせており、18日に緊急会議を開催、県への要望事項などを話し合う。
 政策会議では、加藤光治・農業担当理事が経過を報告し、今後は出先の各農業総合事務所が中心になって対応すると説明。KHVが人間にうつらない点や、業者への金融支援態勢の整備などについて意見を交わした。廃業に追い込まれると懸念する業者もあるといい、防疫体制について「全戸配布し周知徹底すべきだ」などの意見が出た。
 県養殖漁協の飯野武組合長は「これ以上拡大させないための対策と言っても決定打がなく、頭が真っ白。風評被害が心配」とショックを隠せない様子。「それでも私たちの責任で魚の健康を維持するしかない」と話し、陽性反応を示した養殖ゴイの飼育者には「(池の消毒やコイの処分など)県の指示に従うしかない」と伝えたという。(毎日新聞)
+(Yahoo!ニュース-群馬-毎日新聞)


コイヘルペス陽性 放流・持ち出し禁止へ−−県、漁協関係者加え対策会議/山梨
 甲府市西下条町の荒川などで見付かったコイの死がいからコイヘルペスウイルス(KHV)の陽性反応が出た問題で、県は14日、漁協関係者も加わった対策会議を設置した。県内では河川での感染は初めてで、被害拡大の防止に向け、今後はコイの放流・持ち出し禁止や、河川パトロールなどの対策に乗り出すことを確認した。
 会議には県や同市、漁協関係者ら約20人が出席し、県内でのコイの放流や、今回死がいが発見された荒川など富士川水系からの持ち出しを半年から1年間、禁止する方向で一致した。また、週明けから県や漁協などが連携して同水系を中心とした河川パトロールを行い、コイの死がいを発見した場合には速やかに回収することも決めた。
 今後は多くの河川でKHVの発生水温(18〜26度)となり、被害の拡大が予想される。牛村明雄・県花き農産課長は「ウイルスへの治療法がないなど難しい問題があるが、まん延防止や感染源を減らすよう努力したい」と話している。KHVに感染したコイを食べても、人には感染しない。
 一方、県は同日朝、13日に27匹の死がいが見つかった荒川で、死んだコイ8匹と弱ったコイ3匹の計11匹を新たに回収した。14日午後には、都留市内の池でコイの死がい4匹が見つかったとの情報も寄せられ、県水産技術センターで検査を行う方針。【藤沢宏幸、吉見裕都】(毎日新聞)
+(Yahoo!ニュース-山梨-毎日新聞)

Posted by jun at 2004年05月17日 16:54 in KHV関連

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