2004年05月15日

KHVの影響で揚舟ツアーも中止に

 コイヘルペスウィルス(KHV)問題が全国に広がり、群馬県ではついには観光面にまで影響を及ぼしはじめた。その他佐賀県でもKHVを初確認し、その影響は止まるどころか勢いを増している。

谷田川「揚舟ツアー」中止 KHVでコイ持ち出し禁止看板を設置−−板倉町 /群馬

 板倉町は13日、同町板倉の谷田川で死んでいたコイ2匹からコイヘルペスウイルス(KHV)の陽性反応が確認されたことを受け、同川で木船に乗って船下りをする「揚舟(あげぶね)ツアー」の運航を急きょ中止した。また同日、川からのコイ持ち出し禁止を知らせる立て看板を自主的に設置するなど終日、対応に追われた。
 町産業振興課によると、コイが浮いていたのが最初に確認されたのは8日。揚舟ツアーの客から「コイが死んでいて臭い」と苦情があり、地元の邑楽漁業協同組合などが約70匹を回収した。その後もコイの異常死は確認されており、これまでに200匹を超すコイが回収されている。河川で感染が確認されたのは県内初で、同課では「被害は拡大するおそれがある」と警戒している。
 揚舟ツアーは10月31日までの予定で、4月下旬から運航を開始した。町は中止期間を当分の間としているが「最低でも1週間は見合わせる方針」と話している。埼玉県から来たという男性は「本日は揚舟ツアーは中止します」と書かれた看板を見て「楽しみにして来たのに」と残念そうにしていた。
 また、谷田川に設置された立て看板は計20カ所で、看板には「鯉(コイ)持ち出し禁止」と大書され「群馬の水郷公園」を中心に、約20キロの同川全域に設置された。県は14日にも、同川をコイの持ち出し禁止地域に指定する方針。
 谷田川は千代田町から明和町、板倉町を流れ、谷中湖(渡良瀬貯水池)に一部が注ぎ込む一級河川。蛭田沼など周辺の大小の沼は、釣りを楽しむ太公望でにぎわっており「コイヘルペスは、人体に影響がないという話を聞いたが、食べる気にはなれない」と話していた。【中野秀喜】
+(Yahoo!ニュース-群馬-毎日新聞)


コイヘルペス陰性、今後も調査を継続−−県「死因特定急ぎたい」 /高知

 中村市の四万十川や高知市の個人の池で死んだマゴイやニシキゴイ計4匹からコイヘルペスウイルス(KHV)の陽性反応が出た問題は、水産総合研究センターの確定診断の結果、4匹とも陰性と判定された。今月9日に四万十川で採取したマゴイ1匹も県の検査で陰性となった。
 しかし、死因が明らかになっていないため、県はコイの移動や持ち出しの自粛要請を継続。今後も毎週、四万十川での潜水などの調査を続ける。
 県水産振興課は「ある時期に四万十川で相当数のコイが死んでいたという情報もあるので、今後も調査を続け、死因の特定を急ぎたい」としている。【内田幸一】
+(Yahoo!ニュース-高知-毎日新聞)


再検査でも陽性反応、コイヘルペス病が確定−−神埼町で、県内初 /佐賀

 神埼町志波屋の水路で飼われていたコイからコイヘルペスウイルスの陽性反応が出た問題で、県は13日、水産総合研究センター養殖研究所(三重県)の再検査でも陽性反応が出たと発表。県内初のコイヘルペスウイルス病が確定した。
 感染ルートなどは不明。県は神埼町に対し、この水路と周辺水域のコイの移動及び持ち出しの禁止を再度要請。近隣3河川の流域3町1村にも一層の監視強化を求めた。
 一方、コイ料理が名物で専門店十数軒が並ぶ小城町の清水の滝周辺地区では、風評被害を心配する声が聞かれた。清水鯉料理組合の末森光邦代表は「昨年11月、茨城県・霞ケ浦でのコイヘルペス騒ぎで、この辺りの店は売り上げが8割ほど落ちた。だが小城では大半の仕入先は福岡県浮羽町の業者で、コイは『病原体検査証明書』付き。神埼の件とは関係ない」と安全・安心を力説。専門店の従業員は「これ以上騒いでほしくない」と言葉少なだった。【阿部義正、朴鐘珠】
+(Yahoo!ニュース-佐賀-毎日新聞)

Posted by DODGE at 2004年05月15日 12:10 in KHV関連

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