2004年05月13日

KHV問題/茨城県では養殖池でも感染を確認

 水温の上昇とともに拡大の傾向を見せるコイヘルペスウィルス(KHV)。5月12日付けのニュースでは、佐賀県と群馬県で死亡したコイからKHVの陽性反応を確認したと報じている。また、茨城県では養殖池のコイの稚魚からもウィルスが確認され、県は全養殖池の検査実施を決めた。

玉造町のコイヘルペス感染 県、全養殖池検査へ /茨城
 ◇業者「来るべきもの来た」
 玉造町の池で養殖中のコイの稚魚がコイヘルペスウイルス(KHV)に感染していたことが11日明らかになり、県はすべての池の検査に乗り出す方針を決めるなど対応に追われた。水温上昇とともに依然広がりをみせるKHV禍。湖の水から隔絶された池も安全ではないとの現実に、養鯉(ようり)業者からは「来るべきものが来てしまった」との声も漏れた。【高野聡、須田桃子、三木幸治】
 死んだ稚魚は玉造町内の業者が昨年5月に採取した卵から孵(ふ)化し、養殖用の池で育てられていた。通常なら夏ごろから霞ケ浦のいけすに戻されるが、KHV発生で冬の間も池で育てられていた。池の水は地下水を利用していたという。
 昨秋のKHV発生で霞ケ浦・北浦の養殖コイは全量処分された。しかし養殖用池で育てられていた稚魚は対象外。新たに分かった大量死を受けて、県は急きょ両湖周辺に197カ所ある池を対象にKHV感染の有無を検査し、感染が確認された池には移動禁止と全量処分、さらに池の消毒命令を発令する。県漁政課は「今後感染経路についても調査が必要」と話している。
 稚魚のKHV感染について、霞ケ浦町のある養鯉業者は「池の多くは霞ケ浦の近くにあり、湖の水が強風などで入ることはある。いずれKHVが出るのは当然だと思っていた」と話す。別の業者は「稚魚が死のうが死ぬまいが湖での再開が困難な現状に変わりはない。今はほかの魚種への変更を模索している」と語った。
 一方、玉造町の業者は「来るべきものが来た、という感じだ。池は無防備だから、釣り人が霞ケ浦の魚を入れたとしてもわからない。外部から感染する可能性はたくさんある。今さら驚かないよ」と静かに話した。養殖再開を希望しているある業者は「稚魚がKHVに感染したのは予想通り。再開の気持ちは揺るがないが、今後の推移を見守るしかない」と話した。(毎日新聞)
+(Yahoo!ニュース-茨城-毎日新聞)


<コイヘルペス>コイヘルペス 神埼町のコイ、1次検査で陽性反応/佐賀
 県有明水産振興センターは11日、神埼町志波屋の水路にいたコイから、コイヘルペスウイルスの1次検査で陽性反応が出たと発表した。水産総合研究センター(三重県)での2次検査結果が13日にも判明するが、確定すれば県内で初のコイヘルペスウイルスの感染例となる。
 同町の男性が10日早朝、食用にと網で囲って放していたコイ約40匹のうち23匹が死んでいるのに気づき、町役場に連絡した。検査依頼を受けた県有明海水産振興センターが生きていた3匹を持ち帰り検査していた。
 県水産課は周辺水域のコイの移動と持ち出しの自粛を呼びかけている。コイヘルペスウイルスは人間の体温より低い約30度で死滅するため、感染したコイを生で食べても問題はないという。【朴鐘珠】(毎日新聞)
+(Yahoo!ニュース-佐賀-毎日新聞)


<コイヘルペス>群馬・谷田川のコイ、陽性反応を確認
 群馬県は12日、同県板倉町の谷田川で死んでいたコイ2匹からコイヘルペスウイルスの陽性反応を確認したと発表した。独立行政法人水産総合研究センター養殖研究所に確定診断を依頼、14日に確定される予定。同川は利根川水系で、現場は渡良瀬貯水池の西約3キロ。周辺では少なくとも100匹以上が死んでいるという。(毎日新聞)
+(Yahoo!ニュース-社会-毎日新聞)

Posted by jun at 2004年05月13日 13:08 in KHV関連

mark-aa.jpg