2004年04月26日

ブラックバス駆除 宮城・伊豆沼方式に全国が注目

 ラムサール条約の登録湿地、伊豆沼・内沼(宮城県迫、若柳、築館町)でのブラックバス駆除活動が全国的に注目を集め、自治体や研究機関の関係者の視察が相次いでいる。

 その理由は「人工産卵床」という独自の仕組みを使い、ボランティアが駆除を進める全国初の試み。バスによる生態系破壊は各地で問題となっており、駆除の“切り札”として伊豆沼の取り組みに大きな期待が寄せられているようだ。
 人工産卵床は、園芸用の苗運搬コンテナ2個をつなげた60―70センチの箱に、産卵しやすいように小石を敷き詰めた構造。産卵場所を守るブラックバスの習性を利用し、親とふ化した稚魚を一網打尽に捕獲する仕組みだ。
 宮城県内水面水産試験場が開発に当たり、県伊豆沼・内沼環境保全財団などの呼び掛けで集まったボランティア団体「バス・バスターズ」が、4月から産卵床の製作、設置を担当している。
 25日には、全国内水面漁業組合連合会の外来魚問題検討委員会の15人が、バス・バスターズの活動を視察。座長を務める東京海洋大の丸山隆助手は「人工産卵床とボランティアという組み合わせはいままでにないもの。成果を全国の駆除対策に生かしたい」と期待をかける。
 これまでにも山形県、滋賀県などから研究者らが伊豆沼を訪問した。4月中旬に視察した滋賀県立琵琶湖博物館の中井克樹主任学芸員は「琵琶湖でもぜひ試してみたい」と意欲をみせている。
 活動は6月ごろまで行われ、産卵床の設置、稚魚の捕獲を進める。「バス・バスターズ」は参加者を募集中で、連絡先は県伊豆沼・内沼環境保全財団0228(33)2216。(河北新報)

Yahoo!ニュース-東北-河北新報

Posted by jun at 2004年04月26日 13:21 in ブラックバス問題

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