2004年04月13日

エバースタート・セントラル第2戦 初日から最終日までの経過

 エバースタート・セントラル第2戦が3月24〜27日の日程でアラバマ州ピックウィック・レイクを舞台に開催された。この湖はアラバマ州北西端に位置するフィールドで、スモールマウスとラージマウスが混棲している。過去にFLWやBASSの大会が開催されている有名フィールドである。ラージの活性が今ひとつ上がりきっていないこの時期だけに、スモールをいかに攻略するかが成績を左右すると囁かれていた。

 また、大会開催の3週間前、テネシー州レイク管理局はトーナメントにおいてキープできるバスのミニマム・サイズを12inから15inへと引き上げた。これで競技として、さらに過酷になった。
(※注:FLWサイトには「the state DNR raised te minimum limit」と記載されており、この「the state」は前段落に言及されている「アラバマ州」を示している。しかしアラバマ州はこのようなレギュレーションを設定しておらず、basswaveの調査によると、テネシー州がピックウィック・レイクにかけたものだとわかった。この湖はアラバマ州北西部に所在し大部分はアラバマ州内にあるが、西端はミシシッピー州に、北端はテネシー州に跨っている。FLWはテネシー州内のエリアだけにこの新レギュレーションを採用し大会を運営するのは困難としたため、ピックウィック全域に15inミニマム・ルールを採用し今大会を開催した。またピックウィック・レイクはウィルソン・レイク、レイク・ウィーラーやトムビッグビー・ウォーターウェイとも繋がっている。したがって、ボートで移動できる範囲がトーナメント・リミットになっているので、どのレイクで釣ろうとも、このテネシールールが採用された。また、今大会ではこのルールを採用して開催したが、今後FLWがこの湖で開催する際にも同ルールを採用するかについては明確にされていない)。
 
 大会初日、200名出場中72名がノーフィッシュ、1尾のみが60名、リミットメイカーが6名と悲惨なスタートとなった。新ミニマムサイズ・リミットの影響でローウエイトが続出したのかと思えば、バスの活性が低く多数のアングラーが「バイトすら得られなかった」と語った。
 そんな中、サム・ムーディーが24Lb5ozをウエイイン。2位のジョー・ベネットにおよそ10Lbの差を付けて首位に立った。3位以下は順にディック・シャファー、リオン・テッドウェル、ウィリアムス・デイビスと続いた。ムーディー、テッドウェル、デイビスは地元アラバマ州出身のアングラーである。またテッドウェルは2001年バスマスター・アラバマ・インビテーショナル(ピックウィック大会)の覇者でもある。
 
 2日めの天候は初日と差ほど変わらなかったが、試合では目を背けたくなるようなウエイトが続出した。リミットメイカーはナント2名のみ(コ・アングラー部門で1名)。84名がノーフィッシュで帰着。かつてない最悪のトーナメントと化した。リミットメイクに成功したマーク・パックは27位から1位へとジャンプアップ。見事予選通過を果たした。またパックは以前この湖でガイド業もやっていたという。2位以下にはサム・ムーディー、ジョー・ベネット、ロバート・ロビンソン、ウィリアム・デイビスと続いた。
 ちなみに初日トップウエイトを持ち帰ったムーディーは、この日ノーフィッシュだった。そして2日めのハイライトとしては、初日80位に付けたクリスチャン・ローマンズが60人抜きで20位に入り、予選を突破した。

 決勝初日(大会3日め)、FLWツアーにも平行して参戦しているマーク・パックが大会をリードした。パックは16Lb14ozをウエイインし、2位のダン・モアヘッドにおよそ4Lbの差をつけて首位を独走している。モアヘッドといえば昨シーズンのFLWツアー年間総合チャンピオンである。その他、3位にはジョー・ベネット、4位にラリー・シスク、5位にマーク・リチャードが入っている。
 この日は予選の総合成績からトップ20名が競技したが、ここにきてアングラーたちは15inミニマム・ルールに苦しめられはじめた。彼らは口々に「スモールフィッシュは釣れたが、ウエイインに至るサイズではなかった」と語り、20名中3名がノーフィッシュで帰着。4名がリミットメイクに成功している。

 パターンを掴んでいる選手と見失った選手との間に大きく差がつきはじめた最終日。パックが持ちこたえるか、それともその他のアングラーが逆転優勝をねらのか。しかしパックは手堅いウエイトを持ち込み、2位に約9Lbの差をつけてエバースタート・セントラル第2戦を制覇した。
 前述しているように、ピックウィック/ウィルソン・レイクはラージとスモールが混棲するフィールドである。魚影に関してはスモールの方が断然濃いのだが、この湖で試合が開催される場合、ほとんどのケースがラージのビッグウエイトで上位が独占されている。ところが今大会はスモールパターンによって上位が独占された。時期的にラージの活性が低かったのだろうが、それでもラージのパターンは捨てがたい。あえてスモールに絞り込んでグッドサイズのスモールを連日持ち帰ったパックの作戦勝ちともいえる。
 1位と2位のダン・モアヘッドには約9Lbの差がついたが、2位と3位のラリー・シスクにも約7Lbの差がついている。また最終日はトップ10で競技されるが、この内5名がノーフィッシュで帰着した。
 4位にはジョー・ベネット、5位にデウニー・アレンが入った。

 エバースタート・セントラル第3戦は4月28〜5月1日にかけてルイジアナ州レッドリバーにて開催される。

Posted by DODGE at 2004年04月13日 14:33 in 海外トーナメント:FLW

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