2004年03月23日

常滑沖の伊勢湾で捕獲 巨大“海ウナギ”を名港水族館で展示

 常滑市沖の伊勢湾で捕れた大きなウナギが、港区港町の名古屋港水族館で展示されている。ウナギは一般に海で生まれ、川や湖で5〜10年間生活した後、再び海の産卵場へ向かうと考えられているが、生態には謎が多く、最近は海で一生を送る“海ウナギ”の存在も明らかに。常滑沖でも漁業者の間で海ウナギの存在は知られていたが、捕獲、展示されるのは珍しいという。(勝見啓吾)

 このウナギは今月5日、常滑市阿野町の漁業岩田正春さん(54)の定置網にかかった。体長1.1m、体重2.9kgと食用の養殖ウナギの10倍ぐらいの大きさ。岩田さんは数日前にも似たようなウナギを捕獲したが、今回は大きかったため水族館へ連絡したという。同水族館によると、川から海へ下るウナギは塩水に対応するため、目が小さくなったり、体が金色がかったりする。このウナギは川ウナギのように濃いねずみ色で、海でずっと生活してきたと考えられる。体長に比べて胴回りが大人の手首ぐらいと太いため、ニホンウナギでなく、20年ほど前まで養殖されていたヨーロッパウナギらしい。ヨーロッパウナギは雨で養殖場の水位が上がると逃げ出す「脱走の名人」と言われている。ウナギは夜行性のため、日中はほとんど水槽の中でじっとしているが、訪れた人たちは石の陰からのぞく頭や尾を見て「大きいね」とびっくりしていた。

中日新聞-愛知-04/3/23

Posted by DODGE at 2004年03月23日 15:35 in 魚&水棲生物

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