2004年03月04日

エバースタート・セントラル第1戦 初日から最終日までの経過

 2月25〜28日の日程でテキサス州サム・レイバンを舞台に開催されたエバースタート・セントラル第1戦。エバースタート・セントラル戦の歴史はサム・レイバンと共に歩んできたと言っても過言ではないほど、この湖では毎年大会が開催されている。創世記当時からセントラル戦に出場している選手であれば、この時期のベストエリアが自ずとイメージできるはず。初出場のアングラーであっても、サム・レイバンの情報は多方面から入手が可能だ。ビッグウエイトが飛び出す期待でもあり、早春らしいプリスポーンバスをねらったパターンが期待できる。

 初日をリードしたのはミズーリ州在住のジョー・ガンデルで、5尾で19Lb9ozをウエイイン。彼は今年からエバースタート・セントラルにフル参戦する新人アングラーである。ガンデルは「1日中楽しく釣りができた。プラのときはスゴく調子がよくて、本戦が心配だった。今日は朝7時に1尾めを釣り上げたんだけど、それがいきなり8パウンダーだったんだ。驚きすぎて、死ぬかと思った。首位に立ったし、こんなに嬉しいことはないよ」とコメント。ちなみに、このガンデルの8パウンダーは、初日のビッグフィッシュ賞に輝いた。
 この日、強風によりエリアによっては1m以上の大時化(しけ)で、マイエリアが潰れてしまったアングラーも多い。プラの様子から多数の選手が20ポンド以上をウエイインすると予測されたが、トップはガンデルの19Lb9ozだった。
 2位にはラリー・ラヴェル、3位にデイビッド・カーティス、4位にブラッドリー・ストリンガー、5位にデイビッド・トラックスが入っている。これら2位から5位はすべて地元テキサス州在住のアングラーである。最終的に地元勢が上位を独占できるのだろうか。

 冷たい風と雨に悩まされた初日に比べ、予選2日めの天候状態は好天へと変わった。寒冷前線は通り過ぎたが、完全に晴れていたとは言えず、この微妙な低気圧の具合がバスの活性を上げた。
 予選ラウンドを1位で通過したのはブラッドリー・ストリンガーで、21Lb6ozをウエイイン。トータル38Lb3ozを引っさげて決勝へ向かう。2位にロイド・ピケットJr.、3位にラリー・ラヴェル、4位にジョー・ガンデル、5位にデイビッド・トラックスが入った。
 ストリンガーは「今日は朝一番に2尾の6パウンダーを釣り上げたし、釣果がよかったので、正午には釣りを止めて明日のプラをはじめていた。この天気の感じで行けば、明日の釣りはもっとよくなるだろう」と予測した。

 決勝ラウンドへ挑んだトップ20であったが、2日めにストリンガーが予測したようなビッグウエイトは飛び出さず、逆に多少タフな感じさえした。20名中8名のみがリミットメイク、2名がノーフィッシュで帰着し、3日めの首位に立ったロイド・ピケットJr.も17Lb12ozと初日、2日めに比べ低迷した。最終日にはトップ10のみが進出するのだが、10位のクリス・ルークのウエイトは10Lb1oz。しかし開催湖がサム・レイバンであるのを忘れてはならない。1尾のビッグフィッシュで1位に躍り出るチャンスはまだ残されている。死闘は最終日にまでもつれ込んだ。

 そして最終日、優勝の栄冠は初日からつねにトップ5に入っていたデイビッド・トラックスが奪取した。トラックスはテキサス州在住のアングラーで、今季からFLWツアーにフル参戦している。過去にTTT(テキサス・トーナメント・トレイル)やBFL、そしてエバースタート・セントラル戦に出場していた実績がある。BASSではオープン戦に参戦しており、昨夏から秋にかけて開催されたセントラル戦では総合18位に入賞、第1回オープン・チャンピオンシップでは45位に入った。彼が最初にメジャー大会に出場したのは1981年のルイジアナ・インビテーショナル戦(トレド・ベンド大会)なので、すでに23年間プロアングラーとして活躍していることになる。
 「4年前からフルタイムのプロアングラーに転向して、以来、ずっと頂点に立てることを夢見てきた」と語るトラックスは、今回がメジャー大会で初優勝。現在までに優勝にもっとも近い順位は2001年度のBFLオールアメリカンでの2位だった。「ずっと背中に重いものを背負っていた気がした。これで荷が下りたから、気分を変えてまた優勝をねらえると思う」と心情を告げた。また彼は昨年のエバースタート・サム・レイバン大会を4位にフィニッシュしているため、「今日のウエイト(14Lb13oz、トータルで30Lb5oz)では勝てないと思っていた。ここはサム・レイバンだから、ビッグフィッシュの可能性だってある。今日は最低でも20Lbは必要と思っていたが、みんなもタフだったようだね」と語った。
 2位にはFLWツアーに参戦中のレンデル・マーチンJr.、3位にラリー・ローブル、4位にボビー・カーティス、5位にロイド・ピケットJr.が入賞した。

Posted by DODGE at 2004年03月04日 16:17 in 海外トーナメント:FLW

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