2004年02月21日

BASSバスマスターツアー年間総合暫定1位 スコット・サッグスとは!?

 2004シーズンは開幕したばかりだが、強行スケジュールで大会を開催しているため、全6戦中すでに2戦を消化したBASSバスマスターツアー。今年からは田辺哲男さんが復帰し多くの話題を提供してくれている。
 さて、今回は現在年間総合第1位に君臨するスコット・サッグスを紹介しよう。聞き慣れない名前だったため調査してみると、団体は異なるがサッグスは深江真一さんと同じように今年からツアーレベルの大会に出場するルーキー選手であるのがわかった。ツアーに昇格するまでの戦歴も素晴らしい。そして調べが進むにつれて珍事件の発覚も浮上した。一体サッグスに、なにが起こったのだろう!?

 スコット・サッグスのBASSデビューは1996年のテキサス・インビテーショナル(サム・レイバン大会)で、初参戦ながら15位に入賞。2002年までに13試合を経験。平均順位は20位と素晴らしい成績を残している。満を持して臨んだBASSセントラル・オープン2003シーズンは、サッグスにとって初のシリーズフル参戦であった。しかし今までのような調子を充分に発揮できず、彼は自身最低順位の50位を第1戦でマークしてしまう。続いて第2戦では自身ワースト2の47位でフィニッシュ。バスマスターツアーへの昇格枠からも外れそうだったときに、最終戦で7位入賞を果たし、セントラル戦年間総合10位を獲得した。
 セントラル地区は他のオープン3地区(ノーザン、サザン、ウェスタン)と比較して、サザン地区と並びもっとも出場者数が多く、生き残りをかけた過酷な試合が繰り広げられている。たとえば、セントラル地区の総合順位上位にはツアープロのエドウィン・エバースやグレッグ・ハックニー、トッド・フェアークロス、ゲーリー・クラインなどが入っている。このような強豪メンバーに揉まれながらの総合10位は素晴らしい成績といえる。
 その勢いのまま出場した第1回オープン・チャンピンシップでは12位に入賞。サッグスはついに覚醒した。

 2004年度からバスマスターツアーへ初昇格したスコット・サッグスは、自身初のフロリダ州での大会に挑んでいる。ここからが彼はただのアングラーではないことの証明である。
 ツアー第1戦ハリス・チェーン大会。最初の2日間はサイトフィッシングがカギとなっていた。そのためフライト順の早遅でねらっていたネストを他のアングラーより先に撃てるかどうかもこの日のプランを左右する。サッグスは157艇中99番めのスタートだった。彼がボートをランチングしているとき、不意に何かが脳裏を横切った。「タックルは、どこにおいたかな?」。 なんと、モーテルに忘れてきてしまったのだ! サッグスはトーナメント・ディレクターにその旨を伝え、先に進めてもらうことを告げてタックルを取りに帰った。スゴいのは、そんなハンデを背負いながら、しかも6バイトしか得られなかったにもかかわらず、初日22Lb4ozをウエイイン。なんと4位につけたのだった。2日めは3位に順位を上げ、3日めは9位に入り大会を終えた(最終日へはトップ6が進出する)。これでbasswaveの知る限り、今シーズンに入ってタックルをモーテルに忘れてきたのは、ショーン・スティックラー(FLWツアー第1戦で忘れて取りに帰った)に続き2人めである。
 第2戦アラバマ州スミス・レイク大会は波乱続きの大会であったが、サッグスにも厳しい結果が待ち受けていた。初日はノーフィッシュで帰着。157名中62名がノーフィッシュで終えた初日。なんとか挽回したかったサッグスは2日め、13Lb2ozをウエイイン。見事予選ラウンドを9位で抜けるという驚愕の荒業を見せた。ちなみに、初日1位だったグレッグ・ハックニーは2日めノーフィッシュで終わり、サッグスと逆の経路を辿った。その後サッグスは3日めもノーフィッシュに終わり、最終的には11位で大会を終えた。

 現在全6戦中2戦が終了し、スコット・サッグスは年間総合2位のクリス・バームガードナーに26ポイント差をつけて堂々と1位を独走中。サッグスは今年からツアーに参戦しているため、自動的にルーキー・オブ・ザ・イヤーにも登録されているのだが、そこでも年間総合1位に座っている。彼はこのまま突っ走ることができるのだろうか。第3戦はアラバマ州レイク・ガンターズビルを舞台に2月26〜29日の日程で開催される。

Posted by DODGE at 2004年02月21日 16:36 in 海外フィッシング事情

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