2004年02月18日

共生可能な池を発見-在来魚・外来魚

 ブラックバスなどの外来魚が日本の在来魚の生態系に影響を与えている問題で、理論物理学者の松山豊樹奈良教育大学助教授(46)が、外来魚と在来魚が混生する池を奈良市内で見つけ、捕食方程式を使ってこの池の「弱肉強食の数理」を研究。共生が成り立つ「弱肉強食の数理」がこの池には当てはまり、外来魚と在来魚の共生の可能性があることが分かった。今月28日午後2時から、奈良市高畑町の同大学で開かれる公開講座で紹介する。入場無料。松山助教授は究極物質を追求する素粒子論、宇宙の創生・進化を探る量子宇宙論が専門で、「普遍数理」を研究テーマとしている。平成11年、米国のアリューシャン列島で自然絶滅した野生シカの頭数の変化を、「絶滅の数理」として研究した。今度は共生が可能な「弱肉強食の数理」を研究しようと考えた。社会問題になった外来魚と在来魚の関係に着目し、「弱肉強食の数理」が両者の共生に当てはまらないのだろうか、と考え、在来魚の稚魚と外来魚が混生する池を奈良市内で探した。混生する池は見つかったが、ほとんどの池で在来魚の稚魚はもう見られなくなっていたという。(奈良新聞-社会ニュース-2004.2.17)

Posted by DODGE at 2004年02月18日 01:00 in ブラックバス問題, 魚&水棲生物, 自然環境関連

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