2004年02月10日

BASS CITGO Bassmaster Tour第2戦初日から最終日までの経過

第1戦終了から1週間も経たずして開催されたバスマスターツアー第2戦は、アラバマ州北部に所在するスミス・レイクにて2月5〜8日の日程で開催された。前試合が開催されたフロリダ州ハリス・チェーン・オブ・レイクスからスミス・レイクまでは普通の運転で8時間かかる。疲れた身体にムチを打ちバスボートを牽引すれば、10時間の移動を予定した方がいい。さらに、3日間の公式プラは第1戦最終日の翌日(月曜日)からスタートし、本戦は木曜日から開始される。つまり、第1戦の最終日まで残ったアングラーは、休まる時間がほとんどない状態で第2戦を迎えたと言っていいだろう。

 スミス・レイクの全貌については、当サイト「文字ニュース(2004年2月5日付け)で掲載したとおり。そのロー・ポテンシャルに加え、初日は豪雨(1日で10cmは水位が上昇したらしい)、雷、風、気温は10℃以下と「これほど過酷な試合は聞いたことがない」という前代未聞のタフマッチと化した。どれほどハードだったのかというと、初日157名参戦中62名がノーフィッシュ(39%)。ここにはゲーリー・ヤマモト、デイビッド・ウォーカー、ゼル・ローランド、ローランド・マーチンなどと有名アングラーも多い。また田辺哲男さん、宮崎友輔さんもノーフィッシュで帰着した。
 そして2004年2月5日付け文字ニュースで記載したスロットリミットによるウエイインできるサイズは、12in以上13in以下のバスと16in以上のバスであることが判明。初日ウエイインされたバスの多くは12〜13inだったというから、いかに16in以上のバスを釣るのが難しいかが垣間見える。

 さて、初日にリミットメイクできたのはわずか3名。1位にグレッグ・ハックニーが16Lb、2位リー・ベイリーが14Lb2oz、リック・クランは5尾をウエイインしたものの6位タイに付けた。その他清水盛三さんが17位タイ、桐山孝太郎さんが47位タイ、大森貴洋さんが58位に付けた。
 2日めは雨模様のなかスタートしたが、降雨は長く続かなかった。それでも気温の上昇はなく、昨日から続いた雨で水位も2mほど上昇。アングラーはマッディー・ウォーターな湖面を彷徨った。
 初日2位に付けたリー・ベイリーは4Lb6ozのグッドサイズをウエイインするが、1尾のみとなってしまった。ところが、昨日のウエイトに助けられ、予選2日めのトップに立った。初日43位に付けたジャック・ギャドレッジが5位に、67位に付けていたジェラルド・スインドルが8位に、ノーフィッシュで96位タイに付けていたスコット・サッグスが9位にジャンプアップに成功した。
 注目したいのは、この日ノーフィッシュで終えたのは68名。この中には初日首位のグレッグ・ハックニーも含まれている。また2日間ともノーフィッシュで帰着したアングラーが29名存在する。その中には、130位タイで終了した田辺哲男さんも含まれている。
 第2戦の予選を通過できなかった桐山孝太郎さんは22位、2日めノーフィッシュに終わった清水盛三さんは56位、84位に宮崎友輔さん、69位に大森貴洋さんが入った。

 トップ12名にカットされて行なわれたツアー第2戦3日め。スロットリミット、情報量の少なさ、最悪の天候と考えられる悪条件が一堂に会した同大会で、もっとも恐れていたことが起こった。決勝ラウンド初日、ついに降雪に見舞われた……。ここまで来れば、後は最終日に繋げられるウエイトを持ち込みたい。そんな思いを胸にツアー参戦2年めのカリフォルニア在住アングラー、チャーリー・ウェイヤーは初日からコンスタントなウエイトを持ち込み、見事首位に躍り出た。「昨日の終了間際に見つけたエリアで釣った。朝9時には3尾を持っていた」と語り、「明日、ゼロで終わるわけにはいかない。こんなシチュエーションにはいまだ遭遇したことはないが、明日もビッグバイトを掴みたい」と加えた。
 2位に入ったエドウィン・エバースは「とりあえずキーパーを獲るために、あちこち走り回った。(この日、2尾をスピナーベイト、2尾をクランクベイトで釣り上げたことから)バスのバイトはよくなった気がする」と述べている。
 今大会もっとも注目されているジェラルド・スインドルに展開を見てみよう。彼はスミス・レイクに比較的近い町で育ち、同大会においてはもっとも同湖を熟知するアングラーとしてBASSサイトに紹介されている。彼は初日1尾で2Lb6oz、2日め4尾で12Lb1ozをウエイインし、 決勝に駒を進めた。3日めは3尾で7Lb15ozを持ち帰り、5位に付けた。

 目まぐるしく変わる天候の中、多くの選手が手探りで釣り抜いたバスマスターツアー第2戦。6名にカットされて競技された最終日、初日から安定したウエイトを持ち込んだチャーリー・ウェイヤーが悲願の初優勝を果たした。彼はこの日のビッグフィッシュ賞となった3Lb12ozを含む8Lbをウエイイン。トータルを32Lb10ozとし、2位のマーク・タッカーにおよそ4ポンドの差を付けて頂点に立った。
 メジャー初勝利となったウェイヤーは「たくさんの観衆からサインをねだられるんだ。信じられないよ。言葉にならない」と感情を露わにし、「これほどタフな大会は経験したことがない。最初は毎日3尾ずつ釣れればいいと思ってた。予選通過をねらっていたからね。今日は12時になっても1尾もライブウェルに入っていなかったんだけど、その後、昨日3尾釣ったスポットに移動して、2時間で3尾釣り上げた」と振り返った。
 地元出身のジェラルド・スインドルは最終日ノーフィッシュに終わるが5位入賞を果たした。「今回は(自分自身に)失望している。今までこれほど一生懸命悩んで、考えて、ハードに釣りをしたことはない。ホントだよ。今回ほど勝ちたいと思ったことはない」と語った。

 バスマスターツアー第3戦は、2月26〜29日の日程でアラバマ州レイク・ガンターズビルを舞台に開催される。

Posted by at 2004年02月10日 12:09 in 海外トーナメント:BASS

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