2004年01月28日

ラリー・ニクソン、手の負傷が完治せずとも参戦

 ラリー・ニクソン、53歳。アーカンソー州在住のプロアングラーで、BASSにおいて14回の優勝を経験、BASS創世記から釣り続けるバスフィッシング・レジェンドのひとりである。しかし長年の疲労が蓄積されたためだろう、利き腕であり、キャスティング・ハンドでもある右手と手首から痺れが取れず、昨シーズンはその痛みに悩んでいた。そしてBASSとFLWがオフシーズンとなった10月に手術を決意。外科医は右手と手首を繋ぐ小さな骨2本を繋げたのだが、免疫性が強く親指を動かすたびに強烈な痛みが走ったため、コルチゾン(リューマチの治療などに適用されるホルモン剤の一種)を投与して過ごした。

 術後、ニクソンは8週間に渡りギブスをはめて手首を固定していたわけだが、10月1日に手術が行なわれたとしても、12月初旬まで右手を使えなかったことになる。それにもかかわらず、彼はほぼ毎日裏山にハンティングに行っていたらしい……。

 ギブスが取れたころ彼はBASSウェブサイトで語っている。「8週間動かせなかったんだから、筋肉が弱った。リハビリとしてゴムを引っぱったり、ゴムボールを握ったりしたが、日々よくなってきている。2日くらい前に、術後はじめてキャストの練習をしてみたんだ。どんな感じだろうって。手首はスプールを前に振りかぶれるのかとか。そうしたら、1投めは(支えきれなくて)後ろに飛んでいった。でも、『ヤレる!』っていう強い気持ちもあるし、大丈夫だと思うよ」とコメントしていた。

 それからどれだけ練習したのかはわからないが、ラリー・ニクソンは先日開催されたFLWツアー第1戦に満を持して出場した。初日は見事なビッグストリンガーを持ち帰り、首位に立った。予選を2位で通過したニクソンだったが、決勝初日、なんと1尾で13oz(約400g)しかウエイインできなかった。最終日、7Lb5ozを持ち帰るが、時はすでに遅し。復帰後初の大会は9位に終わった。右手のハンディを背負いながらの出場で9位入賞とは素晴らしい成績である。
 ニクソンは1月29日からフロリダ州ハリス・チェーンで開催されるバスマスターツアー第1戦に出場する。彼は1988年、1990年にこの湖で開催されたメガバックスの両大会を制覇している。FLWでの善戦もあり、経験もあることで第1戦の優勝候補といっても過言ではない。
 近年ますます若い世代の活躍が目立つが、ニクソンをはじめ、ローランド・マーチン、デニー・ブラウワー、リック・クラン、ゼル・ローランドなど超ベテラン・アングラーも衰えてはいない。ニクソンをツアー第1戦最注目選手の1人として挙げておこう。

Posted by DODGE at 2004年01月28日 18:55 in 海外フィッシング事情

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